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東京・渋谷エリア最大規模の再開発計画始動!宮益坂・渋谷二丁目西地区再開発プロジェクト

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2022/05/17 配信

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宮益坂上交差点の様子。右の通りが渋谷駅の宮益坂口につながっている。

渋谷の再開発としては
最大規模の敷地面積

デベロッパーの東京建物は、渋谷駅近辺の宮益坂で進めている渋谷二丁目西地区再開発プロジェクトが、3月24日付で都市計画決定の告示を受けたと発表した。

再開発の対象となる敷地面積は約18,800㎡、延床面積の合計が約322,200㎡となっており、これは渋谷エリア最大規模の開発計画になるという。

現在予定されている今後のスケジュールは以下の通り。

2022年:市街地再開発組合設立
2024年:権利変換計画認可
2025年度:本体工事着工
2029年度:3街区同時竣工を想定

再開発エリアはA街区・B街区・C街区の3街区に分かれており、宮益坂・青山通りと六本木通りに挟まれたエリアが再開発の対象だ。

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再開発街区は大通りを挟んで3街区に分かれており、とても広大だ。

東京建物プレスリリースより

2022年時点で、A街区には「宮益坂プレイス渋谷」「Daiwa渋谷宮益坂ビル」の2棟のビルに加えて2棟の雑居ビルが建っている。

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Daiwa渋谷宮益坂ビルの1階にはガソリンスタンドが入っており、目につきやすい。一方で宮益坂プレイス渋谷の方は、少し年数が経った建物のようにも見える。

これを地下1階・地上5階の建物に建て替えて、屋上に広場を設けるとともに、建物の内部は店舗として活用する予定。

コンセプトは「宮益坂の新たなにぎわいの核となる上空広場」で、緑と大庇を設けることで渋谷駅周辺ではあまり見かけない憩いの広場をつくる。

現在はどちらのビルにも企業のオフィスが入っているが、新しい施設は一般の人にも開放されるものとなる見込みだ。

B街区は敷地面積が約12,800㎡と3街区の中でも最大のエリアであり、複数の雑居ビルなどを建て替える見通しとなる。

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B街区の予定エリアに建っているビルの中には、外観から老朽化が進んでいると推察できるものも複数ある。

計画されている建物の規模は地下4階・地上41階建てで、34階建ての渋谷ヒカリエよりも高いビルが建つ見通しだ。

建物の用途としては、事務所・店舗・ホテルに加えてバスターミナルが予定されている。

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宿泊施設の主なターゲットは外国人であり、インバウンドのニーズを意識したものとなる。

東京建物プレスリリースより

特徴的なのは地下にバスターミナルが設けられることだ。広大な敷地面積と渋谷駅に近い立地を活かし、付帯施設を含めて約5,000㎡の広大なバスターミナルが作られることが計画されている。

バスターミナルには、空港リムジンバス・地方都市と渋谷をつなぐ高速バス・観光バスなどを受け入れる予定。

2022年時点では渋谷駅の南口と宮益坂口にバスターミナルがあるが、どちらも主に路線バスのターミナルであり、新設されるバスターミナルは既存のものとは用途が異なる。

C街区の主な用途は住宅だ。現在は普通のオフィスビルが建っているが、用途が変わることになる。

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C街区の予定地に建っているのは「東建インターナショナルビル」というオフィスビル(写真右側)で、案内板を確認する限りでは全部で21の会社が入居している。

1階には外国人対応の幼児施設が設けられ、外国人の中長期滞在需要を満たすものとする予定。

建物の上下が「国家戦略住宅」に指定されており、冷蔵庫や洗濯機などの居住用設備に海外製のものが入る。

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まるでオフィスビルのような大規模高層住宅となる見込みだ。

東京建物プレスリリースより

宮益坂のイメージが
大きく変わる期待も

渋谷といえば日本を代表する都心エリアだ。渋谷のイメージとして挙げられるのは、センター街(バスケットボールストリート)ではないだろうか。

宮益坂の方には渋谷ヒカリエこそ建っているものの、見た目にも古そうなビルも多く、センター街の方と比較すると今一つ印象が薄いとも思われる。

しかし、高層ビルができる上に、渋谷ヒカリエからつながる歩行者ネットワークも再整備されるとあって、再開発が完了すればかなり印象が変わるのではないだろうか。

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現存する青山通りの歩道橋は古くなっており、トラックが下の道路を通過すると大きな揺れを感じるほどだ。再開発によって歩道橋も道路横断デッキに刷新される予定。

東京建物プレスリリースより

渋谷の新たな一面となる都市開発につながるか、再開発計画の今後に要注目だ。

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取材・文:秦創平(はたそうへい)

https://writing-portfolio.com/

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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