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三菱地所が2023 年春、丸の内に2つのフレキシブルオフィスを開設。変わりゆくオフィスの形に注目!

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2022/11/05 配信

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丸の内パークビル 8 階(約 3,000 ㎡)に登場する就業者向け 3rd プレイス。ビル共用のカフェラウンジにはカフェスペース・コミュニティスペース・ワークスペースが配置される(画像はカフェの完成イメージ図)

現在1万坪のフレキシブルオフィスを
2030年までに3万坪に拡大予定

2020年より「ポスト・コロナ時代のまちづくり」に取り組んでいる三菱地所。これまで同社は「就業者 28 万人×8 時間から、多様な就業者 100 万人×最適な時間、交流するまち」という言葉を掲げ、フレキシブルワークスペースづくりに取り組んできた。

そして先月、その第一弾として、「丸の内パークビル」及び「岸本ビル」内に新たにフレキシブルオフィスを整備、2023 年春に開設することを発表した。

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2023年にフレキシブルオフィスが開設する「丸の内パークビル」と「岸本ビル」の位置図(リリースより)

リリースによると、同社は現在丸の内エリアにおいて約 1 万坪のフレキシブルオフィスを整備しているが、今後も段階的にその規模を広げ、2030 年までに約 3 万坪に拡大するとのこと。

サービスオフィス・セットアップオフィス等の整備や、就業者が利用できる共用ラウンジなど複合的に利用できるサービスの開発・提供を通じて、既存のオフィス賃貸事業を補完するとともに、更なる付加価値を提供していくという。

コロナ禍を受け、働き方の変化は加速しており、多くの企業・オフィスワーカーが、従来のオフィスへ毎日出社する形態から在宅勤務なども含めたハイブリッドワークへと移行。

ワークスペースも均一なオフィス(デスク)環境から、業務目的・内容に応じたワークスペースを選択する傾向が高まり、オフィスは「全ての業務を行う場」から、「コミュニケーション・コラボレーションする場」、「意思決定する場」に変化しているという。

また、「センターオフィス」は、会社の象徴的な場所として、「社員が集う場」「クライアントと直接会う場」「新しいアイデアを創発する場」としての重要度が高まっているとのこと。

そうした変化を受けて、今回新設する 2 つのフレキシブルオフィスでは、「オンラインブース」や 「ワークラウンジ」といったワークスペースのほか、仲間との交流を促進するためのカフェやキッチンスペースの充実を図るなど、人・オフィス・まちから刺激を得る場や環境を提供するとしている。

今回新設される2つのフレキシブルオフィスの詳細は以下のとおり。

〇丸の内パークビル

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「丸の内パークビル」 8 階 フレキシブルオフィスのコラボレーションスペース完成イメージ図(リリースより)
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「丸の内パークビル 」共用のコミュニティスペース完成イメージ図(リリースより)

同ビル8 階(約 3,000 ㎡)に、就業者向け 3rd プレイスとして、カフェスペース・コミュニティスペース・ワークスペース等からなるビル共用のカフェラウンジを新設。

また、そのラウンジに併設する形で 3 種類のフレキシブルオフィス(①サービスオフィス、②会議室付小割オ フィス、③キッチン付ハーフセットアップオフィス)も整備。

国内外成長企業のオフィス利用のほか、地方企業や大企業のサテライトオフィス、オフィス立地・オフィスの あり方を見直す企業のセンターオフィスとしての活用を見込む。

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リリースより。フロアゾーニング(左)とビル共用のカフェラウンジのゾーニング(右)

〇岸本ビル

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「岸本ビル」 7 階 フレキシブルオフィスのキッチンスペース完成イメージ図(リリースより)
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ラウンジスペース完成イメージ図(リリースより)

同ビル7 階(約 1,500 ㎡)には、既存のサービスオフィス「xLINK」の旗艦施設として、皇居に面した立地を活かしたサービスオフィスを新設。

バーカウンターやキッチンスペースを設置するほか、コワーキング利用(1 名~)、個室(2 席~20 席)を用意し、個室は月単位・曜日単位でフレキシブルに利用できる施設とするとのこと。

既存の xLINK 施設との相互連携利用など、まちのシェアリング拠点として、多様なオフィスニーズに応えるとしている。

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岸本ビル7階フレキシブルオフィスのフロアゾーニング(リリースより)

尚、三菱地所では以下のように、9つのフレキシブル・ワークスペースのラインアップを展開している。

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三菱地所のフレキシブル・ワークスペースのラインアップ(リリースより)

① ビル共用ラウンジ :就業者向け共用ラウンジ。個室ブース、打合せスペース、カフェスペース他を設置

② コワーキングオフィス:1 名から利用可能なホットデスク

③ xLINK :サービスオフィス(2 名個室~)。一部施設では曜日貸にも対応

The Premier Floor :共用ラウンジ・受付・会議室を有するプレミアムオフィス。内装・什器は入居者にて設置

⑤ セットアップオフィス:専用の受付・会議室・什器付オフィス。コーポレートアイデンティティを表現するための 内装工事(一部エリア)や、什器の持ち込みも可能なハーフセットアップオフィスも設置

⑥ 一般オフィスのフレキシブル契約:一般オフィスに、契約期間などのフレキシビリティを持たせた契約を用意

テレキューブ :個室型ワークブース(全国 130 拠点・257 台設置、丸の内 18 拠点・52 台設置)

WORK×ation Site :イノベーション創出型ワーケーションサイト(全国 5 施設)

NINJA SPACE :ワークスペースのマッチング支援サービス

近年、オフィスワーカーのニーズの変化と共に、オフィスの形も進化し続けている。ポスト・コロナ時代に向けてオフィスのトレンドがどのように変わっていくのか、今後も目が離せない展開が続きそうだ。

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健美家編集部(協力:斎藤一美(さいとうかずみ))

■ 主な経歴

ファイナンシャル・プランナー(AFP)。
大手情報誌出版社にて金融情報誌のデスク業務やWEBメディアの立ち上げ・運営・メンバー育成業務などに携わった後、2007年にフリーの編集者・ライターとして独立。
現在は金融・不動産・保険分野を中心に、雑誌やWEBメディア、社内報などで執筆・編集を行うほか、金融初心者をターゲットとしたメディアアドバイス業務なども行っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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