• 完全無料の健美家の売却査定で、できるだけ速く・高く売却

×

  • 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集

2023年に完成予定「麻布台ヒルズ」は六本木ヒルズとほぼ同じ広さの都市開発に

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2023/03/17 配信

AwbF2w00spVmFuC1678651370
神谷町駅近辺から見た麻布台ヒルズの建設現場。手前に写っているのはC街区の建設現場だ。なお、左手に写っているタワーは仙石山(せんごくやま)森タワー。

超都心の都市開発

これまで六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなど、東京都心で大型の都市開発を手掛けてきた森ビルは、現在東京都港区の麻布台1丁目で麻布台ヒルズの建設を進めている。

開発面積は約8.1ヘクタールと広大であり、森ビルのウェブサイトによると、六本木ヒルズとほぼ同等規模の開発だという。

ちなみに、麻布台ヒルズの位置は六本木ヒルズからほぼ真東に1km~1.5kmほど行った場所であり、双方の建物はあまり遠くない。

麻布台は六本木にも近いエリアだが、麻布台ヒルズの最寄り駅は東京メトロ日比谷線の神谷町駅だ。

スクリーンショット 2023-03-13 051748

※引用:港区

麻布台ヒルズはA街区・B-1街区・B-2街区・C-1~4街区にそれぞれ分かれており、上記の地図でいうところの右肩部分がC街区だ。

C街区から見て道路(国道1号)を挟んで反対側に神谷町駅がある。ただ、麻布台ヒルズの敷地は広いので、六本木駅のほか南北線の六本木一丁目駅・麻布十番駅も徒歩圏内だ。

A街区とB街区はそれぞれタワー型の建物であり、C街区のみが低層の建物となる。

スクリーンショット 2023-03-13 060208
六本木ヒルズは54階建てなので、麻布台ヒルズは六本木ヒルズよりも高い建物になる。

※引用:森ビル

1番高い建物はA街区だが、階高はA街区・B-1街区ともに地上64階建てだ。

B-2街区は地上54階建て、C街区は低層建物が中心で3階建て~8階建てとなる。

A街区はオフィスが中心であり、上部11階部分は「アマンレジデンス東京」というペントハウスだ。全91戸で居住者専用のスパも備えるというラグジュアリーレジデンスとなる。

アマンレジデンスの由来は世界有数のリゾート・ホテルブランドを展開するアマンと提携していることから。

なお、下層階には商業施設や医療施設のほか、インターナショナルスクールが設けられる。医療施設としては、新宿区にある「慶應義塾大学病院予防医療センター」が拡張移転してくる。

WaYMvrHpG8MqoUR1678660330
3月時点におけるA街区建設現場の様子。メインの建物は少なくとも外装まで完成していることがわかる。

インターナショナルスクールとしては「THE BRITISH SCHOOL IN TOKYO」が誘致される予定。創立30周年で生徒の国籍は50ヶ国以上に上るという。予定生徒数は約700名。

B街区は住宅が中心だが、敷地内に設けられる住宅の総戸数は1,430戸と多い。

こちらにもプール付きの住戸や共用施設としてジム・ラウンジが設けられるなど、普通のマンションではあまり信じられないような仕様だ。

六本木にも近いため、外国人が住むことも想定されているのだろう。敷地内には商業施設も設けられるため、麻布台ヒルズの中で生活が完結することになる。

商業施設は、店舗面積約24,000㎡・予定店舗数約150店舗。そのうち約4,000㎡はフードマーケットとして、食料品店になる予定。

スクリーンショット 2023-03-13 080403
施設の外観も内装も外国を意識したようなデザインと言えるだろう。

※引用:森ビル

これほど大きな食料品店街は近くにないため、居住区の住民はもちろん、周辺住民にとっても便利な商業施設になりそうだ。

さらに、デジタルアートミュージアム・チームラボボーダーレスがお台場から移転してくる予定だ。

2023年に竣工の予定

2023年3月の時点ではまだほとんどの施設が建設中だが、森ビルのウェブサイトを見ると、2023年には完成予定となっている。

単なる再開発にはとどまらない、1つの街づくりと言える規模の麻布台ヒルズは東京の不動産業界にどのようなインパクトを与えるのか、今後の行方を注視したい。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

アクセスランキング

  • 今日
  • 週間
  • 月間

不動産投資ニュースのライターさんを募集します。詳しくはこちら


ニュースリリースについて

編集部宛てのニュースリリースは、以下のメールアドレスで受け付けています。
press@kenbiya.com
※ 送付いただいたニュースリリースに関しては、取材や掲載を保証するものではございません。あらかじめご了承ください。

最新の不動産投資ニュース

ページの
トップへ