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東京・晴海で三井不動産が「三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG」を2024年春開業へ

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2023/05/26 配信

晴海五丁目西地区 第一種市街地再開発事業 完成イメージ図
東京都が公開している「晴海五丁目西地区 第一種市街地再開発事業」の完成イメージ図。緑の多さが印象的だ。

※引用:東京都

敷地面積1ヘクタールの大型商業施設

三井不動産は先月、東京オリンピック選手村跡地の開発となる「晴海五丁目西地区再開発」において、同社が開発している商業施設の名称を「三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG」にすると発表した。

三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG
三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG の外観イメージ図。もともとは、オリンピック出場選手が利用する総合診療所・フィットネスセンターだった。

※引用:三井不動産

三井不動産が発表したプレスリリースによると、商業施設の規模は、敷地面積約11,300㎡・地上3階地下1階建てで、店舗面積は約10,100㎡になる。

店舗面積が10,000㎡を超える商業施設は、日本全国を見渡してもあまりたくさん作られるものではない。今回建設されるのは比較的大規模な商業施設となるだろう。

最寄りの公共交通機関は都営大江戸線の勝どき駅で、駅からの距離は徒歩16分。駅からは少し離れている。

晴海の街並み
東京オリンピック選手村跡地の開発が進む晴海の街並み。2023年時点では晴海には鉄道の駅がない。一方で、東京都は臨海エリアの新地下鉄構想を発表しており、実現すれば2040年までには晴海にも駅ができる見通しだ。

一方で、予定されている駐車場台数は約100台。集客のターゲットは主に晴海エリアの住民だ。

三井不動産が発表したプレスリリースにも「HARUMI FLAG居住者をメインターゲットとして、晴海エリアの生活を支える商業施設となる」旨が書かれている。

予定している店舗の数は約40店舗であり、その一部はプレスリリースで公開済だ。公開されている店舗は以下の通り。

  • サミットストア(スーパーマーケット)
  • (仮称)ポピンズナーサリースクール晴海フラッグ2(認可保育園)
  • (仮称)東京ドームスポーツ「フィットネスクラブ」
  • (仮称)晴海メディカルセンター
三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG フロア構成図
商業施設内、各フロアの構成図。晴海の外に出なくても生活が完結するような商業施設を目指している。

さらに、東京オリンピックに関連するものが展示されるオリンピックミュージアムが設けられる予定。

ミュージアムにはカフェが併設され、選手村でも提供された料理を楽しめるという。

なお、2018年からすでに建設工事は始まっており、今年の8月には竣工する予定。開業予定は2024年の春となっている。

晴海の人口は10年で約2倍になっている

東京オリンピックの選手村として利用された建物をHARUMI FLAGとして分譲することについては、分譲規模の大きさからも話題となったため、ニュースとして見かけた人も多いだろう。

HARUMI FLAG
HARUMI FLAGの建設現場。三井不動産など名だたる大手デベロッパーが販売している。

一方で、晴海そのものの都市開発について取り上げるニュースはあまり見たことがないという人もいるのではないだろうか。

東京都は、オリンピック後を見据えて、選手村近辺の都市開発を「晴海五丁目西地区 第一種市街地再開発事業」として2016年には施工認可していた。

晴海五丁目西地区 第一種市街地再開発事業
赤枠の中に三井不動産が手掛ける商業施設が建設される。青線で囲まれたそのほかのエリアは全て居住棟になる予定だ。

※引用:三井不動産

再開発事業の内容としては、住宅棟を合計23棟・商業棟を1棟建てて、住宅5,632戸を供給するというものになっている。

なお、三井不動産が発表したプレスリリースには「人口約12,000人となる街づくり計画」とあるが、中央区の統計を見ると、晴海の人口は今年の1月1日時点で既に18,000人を超えている状況だ。

晴海の人口推移
正確には、2015年1月時点で9,498人・2023年時点で18,660人となっている。

※参照:中央区

2015年1月1日時点の人口は9,500人弱だったので、晴海の人口は10年間で約2倍まで増えたことになる。

HARUMI FLAGの分譲はこの人口増加に拍車をかけると予測され、完全に分譲が完了すれば、人口はかなり増えるだろう。

再開発が完了した時には、東京ウォーターフロントがどのような盛り上がりを見せるのか、今後の展開に要注目だ。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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