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いよいよ本格着手の大井町駅周辺再開発の現場、2025年度末開業目指してどう変わる?

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2023/05/29 配信

品川区とともに進むまちづくり
大井町には大規模複合施設が誕生予定

2023年4月からJR東日本グループによる大井町駅周辺広町地区開発(仮称)の延床26万㎡本体工事が始まっている。大井町は、JR京浜東北線のほか東急大井町線・東京臨海高速鉄道りんかい線と3線が乗り入れており、品川駅までは約4分、東京駅まで約15分そして品川駅経由で羽田空港へも30分圏内というアクセスだ。

「大井町駅周辺広 町地区開発(仮称)」は、JR 東日本グループはの経営ビジョンである「変革 2027」にもとづく、浜松町駅から大井町駅に至る「東京南エリア」のまちづくりの重要な柱のひとつ。

品川区が策定した「大井町駅周辺地域まちづくり方針 (2020 年)」の中でも、大井町エリアのまちづくりを牽引する役割を担う開発として位置づけられており、歩行者ネッ トワーク整備や防災分野などで品川区や周辺地域・事業者のと連携して進めるまちづくりである。JR 東日 本は大規模複合施設を、品川区は新区庁舎なと?を整備し、共に大井町エリア全体の新たな賑わい創出を目 指す。

まだ、本体工事着手されたばかりの現場を訪れると、大井町駅JR京浜東北線の西側、東急大井町線の北側は地盤の工事が進められているのが見て取れた。

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大井町駅、東急大井町線沿いのビル上から撮影。右側(東)には車両基地、左側(西)にはしながわ中央公園。向こうに大崎のタワー群が見える。

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周辺の高低差に対応した歩行者ネットワークの整備

大井町駅からしながわ中央公園へ
歩行者デッキと広場の整備

計画では、大井町駅としながわ中央公園方面のエリアをつなぎ、東西軸のアクセス性を高める歩行者デッキが整備される。これは周辺の高低差にも対応した重層的な造りとなる。

また、まちの回遊性を高めるため、開発街区と南側のエリアをつなぐ東急大井町線高架下に新設する通路とも接続 する。あわせて賑わいと交流を生み出す場として3つの広場が整備される。

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大井町東口駅舎を改良、
駅改札前の広場や交通広場を整備

大井町駅東口駅舎については、開発街区に直結する広町改札(仮称)や出口(仮称)の新設、人工地盤の増設によるコンコースの拡張などが行われる。新設の改札の前には、待ち合せなどに利用できる、まちの玄関口となる広場を整備。

駅の北側には、バリアフリーでアクセスし、バスやタクシーなどが利用可能な交通広場を整備される。また、りんかい線から計画地へ のアクセス通路や、JR 線ホームについても改良を行うことで利便性の向上と混雑の緩和を図り、利便性が増す予定だ。

避難場所になる広場は防災力にも配慮
大井町駅直結複合施設誕生で暮らしの豊かさを創出

さらに地域の防災力強化を図るため、災害時には広域避難場所となる約 4,600 ㎡の広場を整備するとともに、建物内には帰宅困難になった人を約 3,000 人を受け入れるスペースが整備される。

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開発街区には、広場に隣接して高層階からは眺望広がる賃貸住宅、ルーフトップバーもあるホテル、商業施設が入る棟が立ち、その隣りには1フロアあたり約5000㎡の賃貸面積をもつオフィスビルも整備。歩行者デッキに面しては、開放的なアウトモール型の商業施設を建設し、シネマコンプレックスや個性豊かなテナントが入る。(図6)

歩行者ネットワークと複数の広場からなるパブリックスペースでは、地域と連携したイベントの開催や、 地域の住民の憩いや交流の場所として活用される(図7)。

また、この地で100 年以上続く鉄道のメンテナンス拠点が身近に感じられるように、整列する鉄道車両が並ぶ車両基地を 一望できるデッキの整備も行われる予定だ。(図8)

駅前からどんどん工事が進みつつある大井町駅周辺。東京南エリアの開発の目玉として2025年の開業が期待される。

*図版類はJR東日本ニュースより抜粋

執筆:小野アムスデン道子(おのあむすでんみちこ)

小野アムスデン道子

■ 主な経歴

元リクルート週刊住宅情報関西版編集長。
月刊ハウジング編集長を経て、メディアファクトリーにて、世界的なガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集に携わったことから観光ジャーナリストに。
東京とオレゴン州ポートランドのデュアルライフと世界中を巡る取材で旅を基軸にしたライフスタイルについて執筆。国内外で物件運用中。
Own media【W LIFE】で40代からの豊かな暮らし方を発信。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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