東京女子医科大学は現在荒川区西尾久2丁目にある「東京女子医科大学東医療センター」を東京都足立区の江北エリアに移転するため、足立区と「東京女子医科大学東医療センター移転に関する覚書」を交わした。
現在の東医療センターは敷地の3分の2が東京電力の所有地で、高圧電圧が上空、地下などにあり、安全面や高度医療機器の使用に課題があるとして移転を決めたという。
新病院の建設地は、足立区の日暮里・舎人ライナー江北駅を中心とした地域で足立区の「江北エリアデザイン」の検討地域内で選定する予定。詳細は16年度中に策定する。小・中学校の統廃合や都営住宅の建替えなどで創出した余剰地を建設地に活用する方向だという。現在の計画では敷地面積1ha、延べ床面積約3万平米の規模で約500床の病院を建設する。第3次救急病院や災害拠点中核病院、がん治療センターなどの機能も予定しており、これまでこうした高度医療が手薄だった足立区にとっては大きなチャンスといえよう。
また、日暮里・舎人ライナー自体の活性化も期待できる。開通以来、開発は進んではいるものの、同沿線には起爆剤になるような設備等がなく、テンポは遅いまま。こうした大型施設の開業
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる