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東京都・葛飾区内各地で開発を進める「葛飾区中川かわまちづくり計画」とは

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2024/05/26 配信

中川沿川の様子
中川沿川の様子。京成立石駅の東に位置する沿川には、親水テラスという広場が設けられている。

荒川の近くを流れる中川

東京都の葛飾区では、新小岩駅・京成立石駅・金町駅など、複数の駅前で市街地再開発が進んでいる。

しかし、葛飾区でまちづくりが進んでいるのは、鉄道駅の駅前だけではない。

川沿いのエリアでもまちづくり計画を進めており、中川という川沿いのまちづくり計画が、2023年8月に国土交通省の定める「かわまちづくり支援制度」に登録された。

そもそも、中川という川が葛飾区のどこを流れている川なのかと思う人もいるかもしれない。

東京東部を流れる川として知名度が高いのは江戸川・荒川・隅田川などだろう。中川はそこまで有名な川ではない。

中川と新中川
北から南を撮影した写真。左側に京成高砂駅、右側に青砥駅が位置している。まっすぐ流れていくのが新中川で、右へ蛇行していっているのが中川。

※引用:葛飾区

中川は利根川水系で、埼玉県羽生市に水源がある川だ。北から南へ流れる過程で多くの河川を集め、葛飾区の高砂で新中川を分派している。

さらに、中川七曲りと呼ばれる蛇行区間を経て葛飾区の上平井で綾瀬川と合流、その後、荒川と平行して流れ、江戸川区で東京湾に達する。

国土交通省の情報によると、長さ約81km、流域面積約811㎢の一級河川だ。

中川沿川のまちづくり

国土交通省は、水辺を活かして地域の賑わい創出を目指す取組を「かわまちづくり」と称しており、登録された計画に対してハード・ソフトの両面から支援を行っている。

なお、賑わい創出のほかに観光業の振興に向けた取り組みも「かわまちづくり」の目的として認定される。

中川の沿岸では、水辺のテラス空間や高水敷(こうすいしき)、などの整備が進んでおり、水辺を散策できるような歩行者ネットワークが完成しつつある。

なお、高水敷とは川の水面より一段上がった部分で、堤防の内側部分のことを指す言葉だ。

川の各部位名称
建築関係の仕事でもしていない限り気にすることは無いが、実は川の各場所には正式な名称が定められている。

※引用:国土交通省

また、中川沿川の複数のまちづくり協議会などが様々なイベントを行っているほか、まちづくり計画の構想も進むなど、沿川の住民や団体はまちづくりに対する意識が高い。

今後は観光・休憩・展望・飲食などの拠点となるデッキを整備したり、管理用通路を連続的に整備したりなど、さらなる整備計画が構想されている。

さらに、同じ葛飾区内の亀有駅前にはゆかりのある漫画キャラクターの銅像が建っているが、同じキャラクターの銅像や距離標識を川沿いにも建てようという計画がある。

漫画はインバウンド観光客向けの重要な観光資源であり、観光振興に役立てようというわけだ。

これらの取り組みに対して国土交通省が支援する内容は、転落防止柵や階段、坂路(はんろ)の整備といった、ハード面に関するもの。

中川沿川管理用通路の整備イメージ
ただの土手になっているところに転落防止策や歩道状の通路などを設けるのが国土交通省の支援内容となる。

※引用:国土交通省

一方で、葛飾区や地元の協議会は、ハード面で見晴らしデッキやベンチ、照明などの整備を行う。

ソフト面ではキャラクターを活用した地域活性化やシェアサイクルの普及に向けた取り組み、河川環境美化活動などが予定されている。

なお、整備対象になっているのは、JR常磐線亀有駅と金町駅の中間地点から、京成高砂駅・青砥駅の中間地点までだ。

中川沿川整備対象の範囲図
川沿いを整備するだけではなく、駅から川までの動線を意識した整備も行われる予定だ。

※引用:国土交通省

まちづくりというと駅前などを想像しがちではあるが、駅前再開発はすでに様々な所で進んでいるのが実態だ。

環境保護の意識が強い現代では、川沿いのまちづくりにも目を向けて見ると、これまで見えていなかった投資エリアが見つかることもあるのではないだろうか。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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