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東京・渋谷駅前再開発は駅の東側へも広がるか。宮下公園東側で進む渋谷一丁目地区共同開発事業

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2024/06/16 配信

宮下公園
渋谷の宮下公園から再開発対象エリアの方を撮影した写真。正面に写っているのはココチビルという商業施設で、映画館などが入っている。

公共施設跡地の活用プロジェクト

渋谷の街が持つランドマークの1つ、宮下公園の東側で1つの再開発計画が進んでいる。

近年渋谷では再開発が盛んだが、大半の再開発計画は駅の西側エリアを対象としており、東側で行われているものはそれほど多くない。

この記事で解説する再開発の対象地は、宮下公園の交差点を東に入り、少し進んだ先にある渋谷一丁目のエリアだ。

都市再生ステップアップ・プロジェクト 渋谷一丁目地区 位置図
西の明治通りと東の宮益坂をつなぐ通り沿いのエリアが再開発の対象地だ。なお、隣接する宮下町アパート跡地では既に建物が完成しており「渋谷キャスト」という複合施設が建っている。

※引用:渋谷区

線路を挟んで反対側には「神南郵便局前」の交差点があり、沿道にはマルイやタワーレコードなどの商業施設が並んでいる。

一方で計画の対象地は美竹通り(みたけどおり)という通りに面しており、沿道にはオフィスビルやマンションが立ち並ぶ。線路の西側と比較すると、だいぶ落ち着いた雰囲気を持ったエリアだ。

元々、対象エリアには東京都児童会館・渋谷区役所の第二美竹分庁舎・美竹公園という公園がそれぞれ建っていた。

東京都児童会館は2012年3月に閉館しており、区役所の分庁舎は2022年10月に閉鎖された。公園も分庁舎と時を同じくして閉鎖されている。

東京都は都営アパートや行政施設の移転・取壊しなどを契機とした都有地の活用を模索しており、「都市再生ステップアップ・プロジェクト」という都市開発を展開している。

渋谷区では、宮益坂・青山通り・明治通り・表参道に囲まれたエリアが対象となっており、その中でも児童会館や区役所分庁舎などが建っていた渋谷一丁目エリアで再開発が事業化された。

宮益坂の様子
宮益坂を登り切った場所から坂の下の方を撮影した写真。通り沿いには様々な店舗が並んでいるが、通りを一本入ると打って変わって落ち着いた雰囲気の光景が広がっている。

ちなみに、都有地の再開発プロジェクトは他の区でも進んでおり、汐留・築地・竹芝・上目黒など様々なエリアが対象となっている。

行政は渋谷一丁目地区の課題として以下のポイントを挙げている。

  • 明治通りや宮益坂から当該エリア内に人を呼び込むための要素が不十分である
  • 多くの産業が集積している一方で、情報発信や技術交流などの場が少ない
  • 有名大学のキャンパスなどが近い一方で、産学連携の場が少ない
  • 日用品等を扱う生活利便施設が少ない
  • 快適な歩行空間が不足している
青山大学のキャンパス
写真左側に写っているのが青山大学のキャンパス。宮益坂を登り切って青山通りを東に進むとキャンパスが見えてくる。

上記の課題を解決するべく、開発の方向性として提示されているポイントは以下の3つだ。

  • 来街者や外から渋谷へ集まってくるクリエイターの興味関心を引くような、発信・交流の場を設ける
  • 渋谷における職住近接を支えるような居住空間を整備する
  • 表通りとの連続性を感じさせるような賑わい機能を整備する

6月下旬に建設工事を開始

方針に基づいて事業者募集が行われた結果、デベロッパーのヒューリックと清水建設により構成されるグループが選出された。

提案された開発建物は地上14階・地下2階建てで、マンション・オフィス・商業施設・多目的ホールに加えて創造文化教育機能を持った施設が入るという。

教育機能を持った施設には、方針にある通りクリエイターの交流・発信に利用できるほか、子どもの学びと活動の拠点が整備される。

多目的ホールはスポーツ等を通じた交流拠点「ミタケアリーナ」とされており、宮下公園のスポーツ施設と似たようなものになるかもしれない。

マンションの戸数は26戸で賃貸マンションになる。また、オフィスは専有面積が約22,000㎡となっており、各施設の面積を比較するとオフィスが一番大きい。

一方で商業施設の扱いはそれほど大きくない。オフィスや交流機能の方が重視された設計になっていると言えるだろう。なお、再開発建物の建設工事は6月下旬から開始される予定。

わかりやすい賑わい施設という印象ではないが、オフィスに加えてクリエイター同士の交流機能を持った建物になるということで、渋谷の産業を活性化させる効果を期待したいところだ。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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