東京都武蔵野市は吉祥寺駅周辺の中長期的な再整備方針「NEXT-吉祥寺」の後期計画(2015~2018年度)として、吉祥寺駅周辺の再整備の方向などを示した街作り計画を策定、公表した。
特徴は駅周辺を4つのエリアに分け、地域の特性に合わせて再整備手法を明示した点。老朽化した建物の共同建替えや駅前広場の整備、市道の拡幅などの施策が盛り込まれており、今後、各施策の具体化に取り組んでいく。
同方針の前期計画は14年度までに完了しており、民間事業者と協力・連携しながら駅周辺施設の再整備が完了している。長年工事が続いていた駅南北自由通路の整備や京王吉祥寺駅駅ビル建替え、駅出入口のバリアフリー化対策などが該当施策。その結果、来街者は増加しており、新たな開発が望まれていたところである。
以下、各エリアの課題と方向性について簡単に紹介しよう。まず、駅から井の頭恩賜公園にかけてのパークエリアでは、築50年の武蔵野公会堂と周辺に既存建物を一体的に再整備する計画がある。エリア南側では市が駅前広場の整備を進めるほか、吉祥寺駅から井の頭公園間の七井橋通りの拡幅事業も計画
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