仙台駅前に1946年に丸光デパートとして創業、70年ほどに渡り、宮城県民、仙台市民には駅前の顔として親しまれて来たさくら野百貨店仙台店を運営するエマルシェは2月27日、仙台地裁に自己破産を申請し、同日破産手続き開始の決定を受けた。
同社は創業後、1978年に東北の百貨店5社と統合経営して百貨店連合を形成、スーパー大手のマイカル(旧ニチイ)傘下として東北で計6店舗を経営してきた。
2001年秋には経営悪化から民事再生法適用を申請しており、それを機に現在のさくら野百貨店に社名変更。再スタートを切ったが、その後も経営難は続き、2005年には青森、北上なでおの5店舗の経営を別会社に譲渡、仙台一本に絞って経営努力をしてきた。
しかし、2011年の東日本大震災では一時的に営業停止に追い込まれ、さらに郊外に相次いでアウトレットモールが登場。追い打ちをかけるように2016年にはエスパル仙台新館、仙台パルコ2などの競合店
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