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「青森駅」に新駅舎誕生&再開発進行中!青森活性化の鍵となるか!?

都市計画・再開発(地域情報)/仙台/東北 ニュース

2021/04/07 配信

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青森駅東口駅舎跡地に2024年度登場予定の駅ビル完成イメージ図(2021年 2月 25 日、東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社、青森市、青森県、青森商工会議所リリースより)

行政とJRが協働して推し進める
青森駅周辺のまちづくり

青森県の県庁所在地である、青森市。その玄関口となるJR「青森駅」がいま、変わろうとしている。

かつては北海道と本州を結ぶ要の都市として存在感を放っていた「青森駅」。しかし、新幹線「新青森駅」の誕生以降、その存在感は薄れ気味。

また、近年急速に進む少子高齢化や人口減少により、まちの活気も失われつつある状況にあった。

しかし昨今、地方創生の一環として、この「青森市」の状況を打破しようとする動きがある。

2018年8月、青森県、青森市、青森商工会議所、東日本旅客鉄道株式会社の四者は、地方創生に向けた青森駅周辺のまちづくりに向けて、「青森駅周辺のまちづくりに関する 連携協定」 を締結した。

四者がそれぞれの強みを生かして連携・協力し、魅力あるまちづくりの実現に向けて取り組むという。

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県、市、商工会議所、JR東日本が協働して、「青森市」の魅力あるまちづくりを推進する(2018 年 6 月 6 日東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社、青森市、青森県、青森商工会議所リリースより)

資料によると、青森県は、青森ベイエリアの賑わいづくり等を通し、 交流人口の拡大や青森駅周辺の施設等と 連携した地域経済の活性化 等に取り組むとのこと。

また、青森市は、青森駅自由通路等の整備や 市役所駅前庁舎への総合窓口機能の 移転等を通し、魅力あるまちづくりの推進。

青森商工会議所は起業・創業・指導者育成等の方向から、地域経済の活性化を推し進める。

そして、東日本旅客鉄道株式会社は、青森駅周辺のJR用地活用、駅ビル(ラビナ)、 A-FACTORY等との連携により、青森駅周辺の まちづくり、くらしづくりに取組 むとしている。

「青森駅」新駅舎が誕生したほか
青森市の中心地で再開発が進む

この流れを汲んだ動きは、随所で進んでいる。2021年3月27日には、JR青森駅の東西を結ぶ自由通路を備えた新しい駅舎の利用がスタート。60年以上続いた「青森駅」駅舎が新たに生まれ変わるとあって、記念イベントには多くの人が訪れた。

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3月27日に登場した「青森駅」新駅舎構内図(2021年 2 月 2 5 日、東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社、青森市、青森県、青森商工会議所リリースより)

また、2021年2月には、東日本旅客鉄道株式会社が、自由通路整備後の旧青森駅東口駅舎跡地を活用した、駅ビルの開発を推進することを発表している。

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青森駅東口に位置する現青森駅東口駅舎跡地に、商業施設、行政施設、ホテルから成る駅ビルが登場する(2021年 2 月 2 5 日、東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社、青森市、青森県、青森商工会議所リリースより)
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計画地は3月より利用されている東西自由道路の東側にあるJR用地(2021年 2 月 2 5 日、東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社、青森市、青森県、青森商工会議所リリースより)

新たに誕生予定のビルは、地上 10 階建 、建築面積 約 13,200 ㎡ 、延床面積 約 17,800 ㎡ の規模となる予定。1階~3階は商業施設、4階は行政施設 、4階~10階はホテルになるとのこと。着工は2021 年度末 、2024 年度の完成を目指す。

角広本社ビル一体も再開発
2棟の複合商業施設が誕生

また、青森県庁近くの「角弘本社ビル」一帯でも再開発事業も進んでおり、「センター棟」と「ウエスト棟」の2棟から成る複合商業施設が誕生する予定となっている。

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「中新町山手地区第一種市街地再開発事業」で新たに登場する「センター棟」と「ウエスト棟」完成イメージ図(2020年9月18日青森銀行リリースより)

2020年9月18日月発表の青森銀行のリリースによると、店舗と分譲マンションが入る予定の「センター棟」は、地上18階建て、延床面積11,200㎡。店舗・事務所・ホテル(ドーミーイン)が入る「ウエスト棟」は、地上13階建て、延床面積11,400㎡の規模となる予定。

実施設計と権利変換計画作成はアール・アイ・エー。 事業協力者として、「センター棟」に大和ハウス工業、「ウエスト棟」に共立メンテナンスが参画。 こちらは2023年6月末の竣工を目指す。

新駅舎の登場、駅周辺の再開発で、少しずつ活気を取り戻しつつある「青森駅」。

ちなみに、LIFULL HOME’S調べによると、「青森駅」徒歩10分以内の1Kの家賃相場は41,400円。札幌市などの大都市と異なり、新築の賃貸物件はあまり多くなく、賃貸物件の供給も少ない傾向にある。

尚、土地代データによると「青森市」の2021年の 公示地価は、平均4万1,689円/㎡。変動率は-0.91%。下落傾向が続いているが、その分、値ごろな物件が見つかれば、面白い投資先になるかも知れない。

健美家編集部(協力:斎藤一美)

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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