• 完全無料の健美家の売却査定で、できるだけ速く・高く売却

×

  • 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集

「JR福島駅」東口再開発がホテル誘致断念。相次ぐ計画見直しで今後どうなる!?

都市計画・再開発(地域情報)/仙台/東北 ニュース

2024/05/23 配信

キャプチャ4
資材・人件費高騰などを理由に計画変更を迫られているJR福島駅東口再開発ビル

駅前の魅力不足が顕著に。ホテル誘致も断念

JR福島駅東口にあった百貨店「中合」の跡地の跡地などで推し進められている「福島駅東口地区第一種市街地再開発事業再開発事業」。福島の街の未来を担う一大プロジェクトだが、現在、大幅な計画見直しを余儀なくされている。

当初の計画では商業施設やホテル、市が整備するホールなどが入る複合ビルを2026年度中に開業させる計画だったが、人件費や資材価格の高騰により規模を縮小。開業も後ろ倒しせざるを得ない状況だ。

2024年4月23日、市と福島駅東口地区市街地再開発組合は、「福島駅周辺まちづくり検討会」に、新たなコンセプト案を提示。工事費は290億から340億円を見込んでいると発表した。

再開発ビルは公共エリアと民間エリアで構成される予定だが、福島市の木幡市長は民間エリアのテナント誘致について「非常に厳しい」との見解を示していた。

キャプチャ7
再開発の計画地と再開発ビル配置イメージ
キャプチャ5
2024年2月の工事進捗状況

しかし、厳しいのはテナント誘致だけではなかった。続く5月1日、木幡市長は福島市の市議会全員協議会において、再開発ビルの中核であるシティホテル誘致を断念すると述べたのだ。

コロナ禍や物価高騰による収益性の悪化の影響から、ホテル事業者が新規投資に対して慎重な傾向にあり、賃料について企業側と条件が折り合わなかったことが理由だという。

また、低層階のテナントとして交渉を続けているアパレルなどの店舗の誘致も引き続き難航しているとして、商業機能が大幅に縮小し、飲食店やオフィスが中心になるという見通しも示した。

木幡市長は「大規模な民間投資を呼び込むだけの力、魅力が、福島駅前には乏しくなっていると痛感しています」と述べている。

代替案として、横丁型の飲食街やスポーツや音楽イベントなどが行われるコンベンションホールを建設する案が示されたが、議員からは「県としての顔としてふさわしい施設なのか」、「規模を縮小したいま、建設に意味があるのか」といった厳しい意見も聞かれた。

まだ青写真が見えない状況の再開発案だが、県は今月中に再開発案をまとめ、来月の市議会で発表する予定としている。

キャプチャ2
まちに開かれた子供向けイベントイメージ
キャプチャ3
横丁型フードホールの完成イメージ

ちなみにJR福島駅西口にあった「イトーヨーカドー福島店」も今月6日に39年の歴史に幕を閉じたが、跡地の活用方法はまだ決まっていない。東口の再開発ビルのオープンも早くとも2028年になるとのことで、市民からは駅周辺の空洞化を懸念する声も聞かれるという。

まだまだ課題が山積しているJR福島駅東口再開発だが、ひとまず来月発表されるという再開発案に注目したい。

健美家編集部(協力:斎藤一美(さいとうかずみ))

斎藤一美

■ 主な経歴

ファイナンシャル・プランナー(AFP)。
大手情報誌出版社にて金融情報誌のデスク業務やWEBメディアの立ち上げ・運営・メンバー育成業務などに携わった後、2007年にフリーの編集者・ライターとして独立。
現在は金融・不動産・保険分野を中心に、雑誌やWEBメディア、社内報などで執筆・編集を行うほか、金融初心者をターゲットとしたメディアアドバイス業務なども行っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

アクセスランキング

  • 今日
  • 週間
  • 月間

不動産投資ニュースのライターさんを募集します。詳しくはこちら


ニュースリリースについて

編集部宛てのニュースリリースは、以下のメールアドレスで受け付けています。
press@kenbiya.com
※ 送付いただいたニュースリリースに関しては、取材や掲載を保証するものではございません。あらかじめご了承ください。

最新の不動産投資ニュース

ページの
トップへ