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リニア開業に向けて、再開発相次ぐ「名古屋」中心部。王者「栄」の復権なるか?

都市計画・再開発/名古屋/東海 ニュース

左側が大名古屋
左側が大名古屋ビルヂング。この完成で駅前の開発は一段落

名古屋駅中心部から栄駅にかけての中心部で再開発が相次いでる。それ自体は悪いことではないのだが、問題はどこも似たような開発が多く、地域差が明確でないこと。それぞれのまちの個性を生かした共存を模索した方が良いのではないかとの指摘もある。

■再開発が進んでいるエリアは隣接している

名古屋の地下鉄路線図。開発が進んでいるエリアは集中している
名古屋の地下鉄路線図。開発が進んでいるエリアは集中している

現在開発が進んでいるのは名古屋駅周辺エリア、そして地下鉄東山線の隣駅伏見、そして栄の3駅が中心となる。

また、少し離れた金山駅でも老朽化した日本特殊陶業市民会館をどうするか、駅隣接の複合商業施設「アスナル金山」の解体、高層ビル化などの案件が進んでいる。路線図で見ると、非常に近しいエリアでの開発であることが分かる。以下、それぞれどのような計画が進んでいるのかを見ていこう。

■大型開発相次ぎ、「栄」を抜く売り上げ 名古屋駅エリア

これら3地域のうちでも最も変化が激しく、大型の計画が立て続けに完成、姿を変えているのが名古屋駅周辺の地域だ。大名古屋ビルヂング、JPタワー名古屋などの大型再開発ビルの開業が相次ぎ、2017年6月末にはJPゲートタワーも誕生。駅を囲む開発は一段落した形になる。

jpゲートタワーの完成で買い物客が一段と増えた名古屋駅周辺
jpゲートタワーの完成で買い物客が一段と増えた名古屋駅周辺

このうち、JPゲートタワーの全面開業で百貨店の売り上げが大幅アップ、栄地区を上回ったことは話題になった。

駅南の再開発地区「ささじまライブ24」も主要施設グローバルゲートが誕生、2017年10月にはまちびらきが行われた。

建替え予定の名鉄百貨店。細長さ、高さで話題になったが、課題も多いようだ
建替え予定の名鉄百貨店。細長さ、高さで話題になったが、課題も多いようだ

また、今後の計画としては名鉄百貨店や近鉄パッセなど6つのビルを建替え、太閤通りをまたいで南北400m余の高層ビル建設が控えている。

ただし、こちらに関しては関係者間の調整が難航しているそうで、22年の着工予定は当初より2年伸びている。完成は27年という。

■ビジネスから住宅へ転換? 伏見地区

名古屋駅と栄に挟まれた伏見地区ではタワーマンションやホテルの建設が急ピッチで進められており、ビジネス街というイメージが変わりそうな勢いである。

テラッセ納屋橋。川沿いには遊歩道などもあり、気持ちの良い空間になっている
テラッセ納屋橋。川沿いには遊歩道などもあり、気持ちの良い空間になっている

目立つところでは堀川沿いにあるマンション、スーパーにクリニックなどが入居する複合施設テラッセ納屋橋が6月に完成。マンションは今ひとつ売れないという名古屋の常識を打ち破り、9月開業前に347戸が全戸完売した。

新しくなる御園座。これからは名古屋でもタワーマンションが主流になっていくのだろうか
新しくなる御園座。これからは名古屋でもタワーマンションが主流になっていくのだろうか

もうひとつ、話題になったのは御園座の建替え。経営再建のために旧劇場の土地・建物が売却され、跡地には新劇場と約300戸が入る40階建てのタワーマンションが建設中である。劇場のオープンは2018年4月になる予定だ。

さらに中区錦2丁目でも41階建てのタワーマンションの計画がある。元々は空きビル、駐車場などがあった地域で、それを再開発する。その他、周辺ではホテルの開業予定もいくつかある。

■復権へ多数の改装計画が進展 栄地区

名古屋三越栄店。近くにある松坂屋名古屋栄ともに景気の持ち直しで売り上げはアップしているというが
名古屋三越栄店。近くにある松坂屋名古屋栄ともに景気の持ち直しで売り上げはアップしているというが

名古屋駅前地区の変貌に名古屋一の繁華街「栄」は巻き返しを図っている。

たとえば名古屋三越栄店では店内を大規模改装しており、2016年10月には時計・宝飾売り場がリニューアルオープン、ついで2017年9月には婦人服売り場が一新された。

地下街サカエチカは2019年に開業50周年を迎えることから、それに向けて総額34億円をかけて大規模改装が進んでいる。

老舗デパート丸栄もうかうかとはしていられない
老舗デパート丸栄もうかうかとはしていられない

また、中日ビル、丸栄、日本生命栄町ビル跡地など中心部の一等地では複数の再開発計画があるというが、いずれも個別の計画ばかりが噂されるだけで栄全体の浮揚案とまでは行っていない。

名古屋駅前、栄の路線価は2005年に名古屋駅に近い中村区名駅1が長らくトップだった中区広小路通り栄交差点付近を抜いて以来、ずっと名古屋駅エリアが首位を守っている。

過去の遺産があるせいか、それに甘んじ、行政もいまひとつ、栄復権へイニシアチブが取れていないとする声もある。

今後、リニア開業で名古屋が栄えるか、あるいは東京に人を持っていかれるか。名古屋の再開発ラッシュが名古屋全体の底上げにつながることを期待したい。

健美家編集部(協力:中川寛子)

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