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都市再生計画のもと、広範囲な再開発に取り組む愛知県の豊橋市。計画の全貌は

都市計画・再開発(地域情報)/名古屋/東海 ニュース

2024/05/20 配信

豊橋の路面電車
豊橋市は東海地区で唯一路面電車が走っている市だ。このため、市は路面電車を観光資源としてアピールしている。

※引用:豊橋市

工業・農業・観光によって栄えてきた豊橋市

愛知県の豊橋市に位置する豊橋駅の周辺エリアで再開発計画が進行している。

豊橋駅は東海道新幹線・JR東海道線や名鉄特急など、複数の電車が停車するターミナル駅だ。

豊橋市は愛知県の東側で静岡県との県境に該当しており、豊橋駅は県境における交通の要衝ということになる。

豊橋市の位置図
豊橋駅には新幹線・名鉄の特急電車が停まるほか、高速道路のインターチェンジも近い。

※引用:豊橋市

古くは東海道の宿場町として発展してきたエリアだが、戦争の際には空襲を受けた過去を持っている。

戦後は復興土地区画整理事業により現在の都市基盤が整備され、1964年10月に東海道新幹線が開通してからは、交通結節点である豊橋駅を中心に、交通の利便性が高い商業集積地として発展してきた。

もともとが宿場町であっただけに、歴史的な情緒を感じさせる街並みを活かした観光業が盛んだ。また、滅多に雪が降らないという温暖な気候を活かした農業もアピールポイントの1つ。

そのほか、市の西部には三河港という港があり、花王やデンソーなど複数の大企業が工場や製作所を構えている。

トヨタの拠点や工業が盛んな浜松市が近いことなどから、三河港は自動車の輸出入台数・金額が日本全国でもトップクラスだ。

一方で、市は以下のポイントなどを解決するべき課題として捉えている。

  • 2010年をピークとして人口が減少していること
  • EC事業の拡大による市内消費の低迷
  • コロナによる飲食店などの低迷
  • 人口や店舗の減少による人のつながりの希薄化

これらの課題を解決するべく、市の中心地である豊橋駅の周辺は、より広域な東三河エリアの中心拠点と位置付けられている。

豊橋駅周辺の開発方針は

さらに駅の周辺は既存のストックを活かす「ストック活用ゾーン」とも位置付けられ、駅から特に近い場所を「民間再開発促進ゾーン」としている。

豊橋駅周辺のゾーニング図
図の中でも赤く塗りつぶされているエリアは、再開発計画が持ち上がっているエリアだ(再開発が完了したエリアを含む)。

※引用:豊橋市

広域な括りのストック活用ゾーンは「利便性の高い生活環境を有したゾーン」であるとされている。

今後の方針としては、住居機能の整備を進めるとともに、生活利便性の向上が期待される商業・サービス機能の整備を併せた、歩いて暮らせる環境づくりを促すという。

なお、人口減少などによって空家や空き店舗が不規則に発生することが懸念されるため、リノベーションなどによって既存施設を有効活用を目指す。

民間再開発促進ゾーンは、駅の東口側と西口側に分けてゾーニングされており、東口側では商業・サービス・オフィス機能の集約を図る。

一方で課題点は、細分化された土地や老朽化した建物などが多いことだ。これは再開発による建物更新が課題解決に寄与するとされている。

駅の西口には新幹線の改札口がある一方で、東口ほど商業施設などが集まっていない。

また、駅前広場にタクシープールなどのスペースが整備されていないことや、歩行者と車両の動線が分かれていないことなどが西口側の課題点だ。

住宅ニーズが高いと分析されていることや、病院・出張滞在者向けの施設を整備するとされていることから、西口側にはゲタ履きのタワマンやホテルなどが整備されるかもしれない。

2024年4月の時点では、駅周辺で4つの再開発事業の検討が進行している。各地区の名称は以下の通り。

  • 広小路一丁目北地区
  • 豊橋東口駅前地区
  • 旧ほの国百貨店地区
  • 花園商店街地区

このうち、広小路一丁目北地区では都市計画の決定までこぎつけている。

豊橋・広小路一丁目北地区の位置図
図の左に描かれているのが豊橋駅。広小路一丁目北地区の位置は、東口の駅前ロータリーからすぐの場所だ。

※引用:豊橋市

計画建物の規模は、地下1階・地上23階建て、延床面積は約4万3,500㎡。地上1階~2階に店舗、3階~5階にオフィス、6階以上が住宅となる計画だ。

デベロッパーには三井不動産レジデンシャルが入る。今後のスケジュールは、2026年度から既存建物の解体工事を開始、2029年度に建物完成予定だ。

複数の地区で開発計画が持ち上がっているだけに、今後の豊橋駅周辺エリアには何かしらの変化が起こることを期待したい。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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