日産自動車株式会社と積水ハウス株式会社は、ゼロエミッション社会と快適でエシカルな暮らしの実現に向け、お客様にEV(電気自動車)をより身近に選択してもらうべく「+e PROJECT(プラスイープロジェクト)」を発足させ、住環境とEVのより良い関係性を目指したさまざまな施策を展開していく。
■EV購入検討、直近3年間で約7割と増加傾向。EV充電可能な集合住宅、「体験したい」が8割以上
日産が12月に実施した「EV(電気自動車)の購入時に重要な住居の環境についての調査」では、直近3年間でのEV購入検討者が7割超と増加傾向。一方で、購入する上で迷うポイントとして「自宅で充電できない」が57.8%と最も多く、充電設備がEV導入へのハードルになっていることが明らかとなった。
そのような中、「EV充電が気軽にできる集合住宅があるとしたら住む前に体験したいと感じますか?」との問いに対しては、8割以上が「体験してみたい」と回答。EV購入と住居の充電環境への関心の高さがうかがえる。
◎参考
■「+e PROJECT」始動!第一弾はEVのある暮らしを気軽に体験する1泊2日の「+e試住」
調査の結果を受け、日産はEVの普及には住環境の整備が重要であると考え、積水ハウスとタッグを組んで「+e PROJECT」を始動した。「移動(車)」と「暮らし(住居)」の両輪で、ゼロエミッション社会の実現を目指し、今後様々なプロジェクトやEVの普及に貢献できる活動を協力して実施する。
「+e PROJECT」の第一弾の目玉となるのが3月4日から積水ハウスの協力のもと日産がスタートする「+e試住」。EVのある暮らしの利便性を気軽に体験できる機会を提供する。
また、現在集合住宅で暮らす方に向け、集合住宅へのEV充電設備導入方法をよりわかりやすくステップでまとめた特設サイトも公開。EVと暮らしにかかわるニュースや体験者の声などを定期的に配信するほか、「興味はあるけど、何から始めたらいいの?」という方のための『First Step診断』も設けた。診断結果の中には充電サービス業者であるENECHANGE株式会社、Terra Motors株式会社、ユアスタンド株式会社、ユビ電株式会社を紹介するページも用意。設問に答えていくとEV導入に向け、「初めの一歩」に何をしたら良いかが具体的に分かる仕様となっている。
■「+e試住」のテーマは「食体験」「防災シミュレーション」「ペットとの暮らし」の3つ
これからEVの購入を検討されている方でも、実際にEVをレンタルし、充電環境の整った住まいを試す機会は多くはない。そこで今回、日産が販売する日産リーフと積水ハウスが建築したゼロエネルギーの賃貸住宅「シャーメゾンZEH」を無償で貸出し、実際のEVがある生活を存分に体験できるイベント「+e試住」を日産が実施する。
では、実際の住まい環境の提供だけでなく、「食体験」「防災シミュレーション」「ペットとの暮らし」の3つのテーマを設定し、人にも環境にもやさしい新たな生活スタイルを体感できる内容を企画。2023年2月13日(月)18:00までに応募した人の中から、抽選で計3組6名(各テーマ1組2名)に無償で体験してもらう。
(1)+e試住×食体験
人気シェフを招き、サステナブルな食材をサステナブルな調理で味わう、人にも地球にもうれしい食体験。収穫から調理、食べてくつろぐまで、すべてゼロエミッションな暮らしを提供。地球へ配慮しつつも、質の良い暮らしをしてもらうことで、EV×ZEH住宅の魅力を体感できる。
(2)+e試住×防災シミュレーション
EVとZEHの融合により実現可能となった最先端の防災対策をゲーム感覚で体験。災害時には多くの制限がかかり、いつも通りの生活ができるまでに時間がかかるが、EVとZEH住宅ならそんな心配もなくいつも通り過ごせることを体験できる。
(3)+e試住×ペットとの暮らし
ひとの快適はもちろん、ペットの快適まで追求した「住・食・アクティビティ」を楽しめる。ガソリン車に比べて騒音・振動・匂いの点で、同乗する犬などのペットにとって快適なEVと断熱性が高いZEHにペットと住みやすい部屋を作ることで、ペットとの快適な暮らしを体験できる。
日産と積水ハウスは今後も「移動(車)」と「暮らし(住居)」との両輪で、ゼロエミッション社会の実現を目指し、集合住宅でのEVの普及に貢献できる活動を共に協力して実施していく。
*ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス):省エネと創エネを組み合わせ、快適な室内環境を実現しながら、年間の一次エネルギー消費収支をゼロにすることを目指す住宅。
健美家編集部