奈良・京都南部を中心に注文住宅や不動産などを手掛ける株式会社、楓工務店では、11月から建設現場で出た廃材を、SNSを通じて一般消費者に無償で提供する「残材BANK」のサービスを本格的に開始する。
コロナ禍、おうち時間の過ごし方として自宅でDIYをする人が増えている今、建設現場で余った廃材を無償提供することで、本来捨てられるはずものを必要な人のもとへ届け、建材の廃棄ロスにつなげたいと考えているという同社。先月は、3組限定で残材の希望者を募りテスト運用を実施。今後は月1回のペースで本格的に運用していく予定だ。
■ 建設現場の課題 ―なくならない廃材―
昭和から令和へと、時代の変化により進む技術革新やコストカットによって建物の建築時に出される廃材はかなり削減されてきた。しかし、まだゼロではない…。
建物自体を建てる際に使用する構造材とは別に、木材の切れ端や、僅かではあるが品質基準に満たなかった資材などが出てしまい、廃棄の対象となることが、これまで課題となっていた。
■11月からスタート!廃材を無償提供!「残材BANK」って?
そこで楓工務店では、廃材を一般消費者に無償で提供する「残材BANK」の取り組み
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