一級建築士事務所 株式会社MRCは、管理組合が実施する分譲マンション大規模修繕工事が適切な工事を適切な費用で実施できるよう、セカンドオピニオン業務を4月から始動した。
近年、分譲マンションにおける大規模修繕工事では、管理会社や設計コンサルタントなどが特定の企業が受注できるように誘導し、管理組合の知りえない場所で金銭の授受を行う行為が発生し社会問題となっている。この場合、工事費用は適正価格より高額となり、知らず知らずのうちに居住者全員が不必要な費用を支払っている事になる。
こういった背景により、管理組合から相談を受ける事例が増加したため、セカンドオピニオン業務を開始したという。
分譲マンション大規模修繕工事におけるセカンドオピニオンは、設計コンサルタント又は管理会社が作成した設計概算や、施工会社が管理組合へ提示した工事費用を精査し、適正な工事費用での大規模修繕修繕を実現する。
医療の現場では既に定着しているセカンドオピニオンだが、分譲マンション大規模修繕工事業界では、まだ普及に至っていない。しかし、大規模修繕工事は、12年から15年で実施される大事業であり、居住者から集めた貴重な資金が動く。セカ
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