ユアスタンド株式会社は2018年より集合住宅向けにEV充電器の導入・運用に取り組んでいるが、この度、管理組合が0円で導入可能な006キャンペーンを開始した。
※申し込み後に審査を行い、設置可否を判断。
■背景
2030年代、ガソリン車の新車販売が禁止される。また、多くの自動車メーカーは今後EVへシフトしていくことを発表している。
脱ガソリン車が進んでいる今の世の中で、一番といっても過言ではない懸念点は充電環境だろう。特に、集合住宅へのEV充電器の導入運用は課題となっている。
ユアスタンドは2018年より集合住宅向けにEV充電器を導入し、利用者向けの専用アプリで電気代の受益者負担を実現してきた。ユアスタンドは2018年の導入開始より、年々導入件数が増加しており、またEV充電器が導入されたマンションではEV利用者が増えていることから、マンションにおけるEV充電設備の需要性がわかる。
■全駐車区画をEV可能に
2020年、渋谷区のマンションの全駐車区画に15基の充電器を設置し、契約区画における全区画充電器設置をいち早く実現した。居住者からすると、どの駐車区画を契約しても充電器を利用できる。
また、共用部に設置した場合は利用後、次の利用者のために車両を移動する必要があるが、契約区画に充電器がある場合は充電終了後、車両を動かす必要はない。自分の駐車区画で充電ができる快適なEVライフを楽しむことができる。
■006キャンペーンの紹介
同社は通常、管理組合が充電器を所有する有料マイスタンドプランを提供しているが、今回、初期導入費用やランニング費用をかけたくない管理組合でもEV充電設備が導入できるように、006キャンペーンを開始した。
006キャンペーンに申し込んだ管理組合には全く負担がなく、初期費用0円で導入が可能な内容となる。また、1時間あたりの充電料金は業界内でも安値の100円〜で設定している。
006キャンペーンでを提供することにより、0円で導入したい管理組合でも、マンション内に契約区画に充電器を設置することができ、利用者も自身の契約区画に快適に充電することができるようになる。
■契約区画への充電器設置事例の紹介
同社で2018年より設置してきたマンションのEV充電器導入事例(契約区画への設置事例)を抜粋して紹介する。
<事例1>
所在地:東京都
老朽化していた機械式駐車場を平面化し、EV利用者を優先するためEV専用区画にした。EV充電設備設置完了時点で、10区画中、9区画への申し込みがあり、90%埋まる結果となった。
◎事例詳細
<事例2>
所在地:横浜市
新築アパートにもEV充電器を全区画に設置する事例が多くなってきている。EV利用者が賃貸物件を探す際、「EV充電器付き」という条件で絞って検索することが考えられるため、EV充電器がついていることが他の物件との差別ポイントとなるだろう。
◎事例詳細
<事例3>
所在地:岐阜県
首都圏だけではなく、地方都市でもEV普及が進み、マンションやアパートでのEV充電設備のニーズが高まっている。
◎事例詳細
同社のホームページには他にも導入事例が多数あるので、気になる人は下記リンクよりチェックを。
◎導入事例ページ
■新規引き込み
マンション全契約区画にEV充電設備を導入すると、大きな電気容量が必要となる。共用部に余剰電気容量が足りない場合は、「1需要場所・複数引込み」という特例で、電柱からEV充電のための電気を引き込むことが可能になる。006キャンペーンに関して、新規引き込みが必要な場合も、管理組合には負担はない。
健美家編集部