株式会社リビングセンターは、同社が管理する賃貸物件において、狭小スペースでバス・トイレ別を追求する新型ユニット「PICCOLA SANITARY UNIT」の導入を決定したことを発表した。リフォームで同商品を導入するのは、日本初だという。
トイレ・洗面・浴室の「3点ユニット」の省スペース性と、
「バストイレ別」の使用感
ワンルームなどの狭小の賃貸物件の場合、トイレ・洗面・浴室が一体となりバスルームとトイレの間をカーテンで仕切った「3点ユニット」を使われるのが一般的だが、近年「3点ユニット」を採用した物件は、清潔さや使い勝手を求める若年層から敬遠されるケースも多く、同社でも課題となっていた。
導入を決定した「PICCOLA SANITARY UNIT1116」は、トイレ・洗面・浴室が一体となっている点ではこれまでの「3点ユニット」と変わらないものの、浴室とトイレの間をカーテンではなく折れ戸で仕切っている点が大きく異なる。
これにより、空間としてバス・トイレを仕切ることができ、入居者にとっては掃除がしやすいほか使用感もよくなり、オーナーにとっては衛生面や使い勝手にこだわる若年層への訴求が期待できる。
3点ユニットの
狭小物件の再生に期待
これまで新築物件をターゲットとして供給していた「PICCOLA SANITARY UNIT 1116」だが、この度、製造販売元のアサヒ衛陶の協力のもと、日本初となるリフォームでの導入が決定したという。今回の導入によって、バス・トイレのせいだけで人気がなかった狭小物件を、人気のある物件に再生することができれば、社会的にも非常に意義のある試みだと同社では考えている。
ユニットバスのイメージを
塗り替えるデザイン
製造販売を行うアサヒ衛陶では、同製品について以下のように紹介している(同社HPより)。
「ユニットバスの省スペース性と、バス・トイレ別の快適性をミックスしたまったく新しいパッケージ。0.67坪というコンパクトさを維持したまま、折れ戸でお風呂とトイレを区切り、床はいつでもカラッと清潔。
漏電のリスクも低下するので、ドライヤー用のコンセントや温水洗浄便座も付いています。
さらに大理石風の床とモダンな配色が、従来のユニットバスのイメージを完全に塗り替えました」
健美家編集部