京都市では、 京都らしい町並み景観・生活文化の象徴である京町家の保全・継承に取り組んでおり、その一環として、京都市が 京町家を所有者から借上げて、公募した活用事業者に転貸し、将来の担い手の育成等を行う「京町家賃貸モデル事業」を実施している。
今回、同モデル事業の第1号として、中京区の京町家がオフィス付住宅として再生され、東京のIT系企業が入居を果たした。

■再生された京町家の概要
1)所在地
京都市中京区壬生東土居ノ内町
2)建築年代等
昭和初期(築約90年)、延床面積74.56u
3)特徴
5年程度空き家となっていた一列三室型の京町家で、昭和初期に建てられたもの。奥庭の小屋には染料などが残っており、職住共存の染物関係の工場として使用されていたと考えられる。
4)その他
京町家条例に基づく個別指定京町家
活用事業者:IzutsuRealty 株式会社
入居者:株式会社Mobius
◎京町家の活用内容
東京のIT系企業のサテライトオフィスとして、京都のものづくりの支援に取り組む。また,京町家の魅力発信のため、京都事務所の代表者が、住みながらその暮らしぶりをSNSなどで発信する予定。
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