投資用不動産を扱う株式会社グローバル・リンク・マネジメントが運営する「グローバル都市不動産研究所(以下、同研究所)」では、調査・研究の第12弾として、2021年上半期の東京の人口動向とマンション・オフィス市況を振り返り、新型コロナウイルス感染拡大による投資活動への影響や、海外投資家から見た東京の不動産価値について分析した。
■TOPICS1【東京の人口動向】日本人は人口流入が続いている
東京都の人口推計(2020年国勢調査人口(速報値)を基準に補正された人口推計値)によると、2021年1月1日の総人口は1405万3823人で、その後若干の減少となったが、3月中・4月中に大学などへの進学、会社への就職・異動により増加に転じ、5月1日には1405万6643人まで回復した。しかし、その後は再び減少に転じている【図1】。
ただし、2021年上半期(1〜6月計)の人口増減の状況を日本人・外国人別にみると、日本人は必ずしも減少していないことが分かる。新型コロナウイルス感染の第3波、第4波によって外国人は1万7509人減と大幅な減少となったが、日本人は1万2832人の増加となっている。
東京23区別にみても
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