不動産の売買・賃貸・仲介および空き家活用事業「アキサポ」を展開する株式会社ジェクトワンは、横須賀市の「創業チャレンジ拠点整備支援補助金」を活用し、2022年から空き家となっていたクリーニング店を、シェアキッチンに再生した。
店舗名を「アキサポキッチン」とし、営業開始日にあたる4月25日(火)にはオープニングセレモニーを開催。横須賀市 副市長 上条 浩 氏および上町商店会連合会 高梨 治 氏よりお祝いのコメントを贈られた。
ジェクトワンは、2016年から「アキサポ」サービスを開始し、約200件の空き家問題を解決に導いてきた実績のなかにはシェアキッチンの事例も含まれている。
今回、空き家となっていたクリーニング店は、60年間にわたって上町で営業を続け、地元住民から親しまれた店舗でもあるため、「上町」の町おこしとなるコンセプトを提案し、シェアキッチンとして再生した。
■「アキサポキッチン」とは
「アキサポキッチン」とは、初期費用や運営費用を抑えて自分のお店をオープンできるシェアキッチン。飲食店を開業しようとする際、初期費用は決して安くない。
また家賃や設備の維持管理費用も、お店のオーナーにとって負担となる。「アキサポキッチン」はプロ仕様の用具や設備を揃えたキッチンでありながら、利用者は共同で使うため初期費用や運営・維持管理費用を抑えられる。
原則3か月以上、固定の曜日を契約・運営するため、自分のお店を持ちたい方にとって「お店のファン」がつきやすく、テストマーケティングや創業支援にもつながることが期待できる。
今回のように、空き家を活用した創業チャレンジ型シェアキッチンは横須賀市内では初めてとなる。
<アキサポキッチンの特徴>
・曜日単位で契約し、固定の曜日で利用
・空いている枠ではスポット利用も可能
・イートインスペース完備
・飲食業許可、菓子製造業許可取得
■オープニングイベントを開催
「アキサポキッチン」のオープニングイベントでは、ジェクトワン 代表取締役 大河 幹男氏より概要を伝えたのち、横須賀市 副市長 上条 浩 氏および上町商店会連合会 高梨 治 氏が登壇し、「アキサポキッチン」を通じて横須賀市および上町を盛り上げていくことへの期待を語った。
■市長および同社代表のコメント
<横須賀市 市長 上地 克明 氏>
「アキサポサービスの力を借り、コストやリスクを抑えて、創業にチャレンジできる“アキサポキッチン”が整備されました。今まで創業にチャレンジできなかった方が、この場から新たな一歩を踏み出していただけるものと楽しみにしています。
アキサポキッチン、上町商店街に新たなにぎわいと人の流れが生まれることはもちろん、アキサポキッチンの卒業生が次々に市内で新規出店を実現していくような好循環が生まれてくることを大いに期待しています。」
<ジェクトワン 代表取締役 大河 幹男氏>
「ジェクトワンでは、その土地や周辺のニーズに合わせた不動産活用を創業時より大切にし、空き家事業“アキサポ”においても、空き家をその土地に住む人々にとって望ましい場所にすることを心がけています。
今回誕生した創業チャレンジ型シェアキッチン“アキサポキッチン”も利用者の創業支援だけを目的にするのではなく、地域をより活性化させる場となることを期待しています。また、横須賀市の“創業チャレンジ拠点整備支援補助金”を活用できたこと、および、上町商店会連合会の皆様からも温かく迎えられたことに感謝します。」
健美家編集部