国土交通省は3月27日、今年1月1日時点の公示地価を発表した。
全国約2万6000地点を調べたところ、全国の地価変動率は、住宅地平均が10年ぶりに上昇に転じた。商業地も3年連続で上昇し、全国的には緩やかな上昇傾向となっている。
全国での地価最高値は、12年続けて東京都中央区銀座4丁目の「山野楽器銀座本店」で5550万円/uとなって公示地価としての過去最高を更新した。

三大都市圏でも住宅地が0.7%、商業地が3.9%とそれぞれ上昇しており、地方圏では商業地と全用途が26年ぶりに上昇した。地方圏の上昇は、札幌・仙台・広島・福岡の地方4市が7.9%と大幅に上がったことが大きい。
企業業績の改善など雇用や所得環境が改善していることによる住宅地の回復や、訪日観光客の増加に伴うインバウンド需要が店舗やホテルなど商業地を押し上げたことが地価上昇の背景にある。
住宅地では千代田区六番町首位陥落。港区赤坂一丁目がトップに
東京の住宅地を見ると、これまで全国トップを維持していた千代田区六番町が初めて2位に陥落し、港区赤坂一丁目が初めてトップ
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる