
路線価の全国平均、6年ぶりに前年を下回る
最高値は銀座中央通り4272万円、7.0%マイナス
国税庁が7月1日に発表した2021年分の路線価は全国平均が前年比マイナス0.5%となり、6年ぶりに前年を下回った。新型コロナウイルスの感染拡大でインバウンド(訪日外国人客)が激減した影響などが大きかった。
ただ専門家によると、実際の取引価格は新築も中古も上がっている。急に高値が崩れたときに備え、今から財産目録をチェックして、まずどの物件から売るかなどの出口戦略を描いておくべきだとアドバイスする。
路線価は、全国の主要な道路に面する土地の約1平方メートル当たりの評価額を示す。相続税や贈与税を算出するときの基準となるもので、原則、国税庁が毎年1月1日時点の価格を出し、7月上旬に公表している。路線価はおおむね、一般の土地取引の基準となる「公示地価」の約8割が相場となっている。
今月発表された21年分の路線価はどうだったのだろうか。
最も高かったのは36年連続で東京都中央区銀座5丁目の銀座中央通り。4272万円だった。ただし、やはり下落しており、前年比でマイナス7・0%となった。
都道
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