国土交通省は今年1月1日現在の公示地価を発表した。全国平均でみると住宅地はまだ下落が続いているものの、商業地は前年と横ばいでようやく下げ止まった感がある。
特に三大都市圏の商業地は東京圏2.0%、大阪圏1.5%、名古屋圏1.4%と上がっており、そのうち、東京都内商業地のうち、中央区銀座が上昇率上位7位までを独占。東京五輪に向けて進む開発への期待感を伺わせた。ちなみに全国の最高価格地点は東京都中央区銀座四丁目の山野楽器銀座本店で、1㎡あたりの価格は3380万円で前年より、14.2%と急騰ぶりを感じさせる。ただし、大都市圏以外の地方圏はマイナス1.4%と厳しい状況が続いている。
住宅地に関しても東京圏0.5%、名古屋圏0.8%は上昇傾向にあるものの、地方圏は相変わらずマイナス1.1%。都市への集中は明らかだ。
地方圏で目立ったのは3月14日に開業した北陸新幹線の沿線都市の上昇。金沢市ではJR金沢駅周辺の調査地点が17.1%アップ、上昇率では全国トップとなった。同様に富山市も住宅地、商
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