ベンチャーのオフィス移転は平均1.6倍の面積に移転する――。こうしたオフィスビル需要の結果を戦略経営コンサルティングのプロレド・パートナーズ(東京都港区)がまとめた。オフィス物件仲介会社20社を対象に実施したところ、100坪家のオフィスを構えるベンチャーが移転に向けて行動するのは一人当たりの坪数が平均2.1坪になったときであることがわかった。
移転前の物件に対する移転後の物件の広さは平均1.6倍と回答し、1.5倍以下の移転が全体の半数以上を占めている。1.5倍と2.0倍が3割で、2.0倍以上の広さの物件に移転するベンチャーは全体の1割となった。
渋谷区の仲介会社は、「一般的に一人当たり平均2.5坪になったタイミングで移転することが多く、大企業は3坪前後、ベンチャーが2坪で移転している」とコメントしている。理由として、大手企業は一人当たりの机が大きい傾向があり、会議室の充実や更衣室、サーバールーム、倉庫などの充実を図ることが大きい。社員数も多く頻繁に移転することが難しい環境であるため、面積にゆとりを持たせて移転するケースが多いとしている。
拡大移転と縮小移転との比較では、平均7割が拡大、2割が
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