不動産評価Webサイト「TAS-MAP」を運営する株式会社タス(所在地:東京都中央区)の分析による「賃貸住宅市場レポート」では、2017年の賃貸住宅の需給ギャップ(賃貸住宅の世帯数と着工数などの分析による)と空室率TVI(空室募集とその建物の総戸数から算出した空室率)推移予測を発表している。
分析結果から、2017年に需給ギャップ及び空室率TVIが改善または横ばいと予測されているのは東京23区、千葉県、愛知県、静岡県。各地の詳細は以下のとおり。
【 東京23区 】 需給ギャップは、前半は緩やかに縮小し、後半は横ばいで推移。これに伴い空室率TVI推移も前半は回復基調が継続、後半は横ばい基調で推移(11ポイント→10ポイント台へ)。ただし、2016年よりも世帯数が5%以上減少、もしくは着工数が10%以上増加した場合は、後半から需給ギャップが拡大し空室率TVIも悪化に転じる可能性がある。
【東京市部】 世帯数の増加数と着工数が2016年と同程度の場合、需給ギャップは、前半は縮小が継続し、後半は僅かながら拡大に転ずる。これに伴い空室率T
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