不動産投資の定番として根強い人気のあるワンルームマンション。分譲ファミリー向け同様に地価高騰のあおりを受けて売買価格は高く、キャップレートの低下が続いている。
足元のワンルーム市場について、首都圏のマーケット動向と投資方法を東京カンテイの井出武・上席主任研究員に聞いた。
――今年半期が過ぎた中で、新築ワンルームの供給動向についてうかがいます
「価格が高くなり過ぎているので供給戸数は減っている。首都圏は、2017年通期の供給戸数が8000戸弱になると予測している。2016年は8500戸だったが、この2~3年で徐々に減っている」
「その中で最近の特徴としては、供給立地の郊外化が進んでいることが挙げられる。当社では、行政区分別と駅別にそれぞれ供給量をランキングにしており、駅別トップ10を見ると、この1年間で新規供給が川崎エリアにシフトしている」
「2015年当たりから立地の郊外化が顕著に出ており、2015年・2016年と川崎駅がトップで、そ
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