東京・銀座、そして表参道……。いずれも日本を代表する高級ショッピング街として知られ、これら地域の商業施設の店舗賃料は他エリアより高いが、事業者の出店意欲は引き続き旺盛である。
今年4月開業の大型商業施設「ギンザシックス」は松坂屋跡地と隣接地区の一体開発で誕生したもので、地下2〜地上13階建て延べ14万9000u。
地上6階までを商業フロアとし、地上1階部分にはディオールやフレッド、ロレックスなどの高級ブランドをテナントとして誘致した。ブランドは241店舗(計1万4200坪)が入居し、オープンから18日目で150万人が来客する人気ぶりだった。
このような高級ブランドが集う商業集積地の店舗賃料は景気のバロメーターとして注目を集める。
米不動産大手のジョーンズ・ラング・サラール(JLL)によると、2017年第2四半期(4〜6月)時点の銀座エリアの店舗賃料は1坪当たり月額平均27万5000円、表参道が同21万5000円となっている。両エリアとも1年前との比較では横ばいだったが、引き続き高水準の店舗賃料となっている。

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)の調べによると、同期末時点
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