不動産評価Webサイト「TAS-MAP」を運営する株式会社タスが、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2017年10月」を発表。その結果を見ると、東京23区の内側の一部エリアを除いて、トレンドは全体的に下降傾向に。好調を維持してきた首都圏の賃貸市場に、今後変化はあるのか。レポートの詳細を見てみよう。
- 東京市部や周辺の県でも、賃貸市況は下降トレンドへ
2017年第2四半期の市況については、前回調査(2017年第1四半期)と比較すると、東京23区では、千代田区、台東区と品川区などで前回よりも改善した一方で、新宿区、文京区についてはが悪化。周辺地域では多くは横ばいだが、千葉県では悪化している。
さらに、トレンドが上昇を示す地域は、前回は15地域あったものが、今回は12地域と減少。逆に、下降を示す地域は、6地域から9地域へと増加した。
東京23区のうち、内側に位置する区では、市況が「良い」「やや良い」となった区が9つあったものの、現状では、東京市部や周辺の県では市況の好転はほとんど見られない。「トレンドの上昇を示す地域が減少し、下降を示す地域が増加しているため、引き続き市況の変
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