部屋探しに関する消費者の行動が年々、シビアになってきている。リクルート住まいカンパニーが発表した「2017年度 賃貸契約者動向調査(首都圏)」の結果によると、不動産会社への訪問数は平均で1.6店舗、見学物件数は平均で2.9件。

しかも、ひとり暮らし層ではさらに訪問者数は少なくなり、平均で1.4店舗。全体平均の1.6軒は昨年同様だが、ひとり暮らし層だけが減り、これは過去最少。

この傾向は見学物件数でも同じ。前年度の平均3.1件から減っているだけでなく、ひとり暮らしでは2.7件とこちらも過去最少。2人なると多少増えて3.3件だが、昨年は3.6件。ファミリーは2.8件で、前年は3.0件。
不動産会社訪問前に会社、物件を絞りに絞り、これと思う会社しか訪れず、確実に思える物件しか見ない。非常に堅実な態度で部屋探しをする人が増えているのである。
その一方で不動産会社への問合せから契約までの期間は長期化している。それを裏付けるのは不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)が発表した「不動産
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