賃貸仲介マーケットはまだら模様であるものの、全体としては底堅い。首都圏と近畿圏の地場不動産仲介業における景況感調査からそんな様子がうかがえる。
先月、アットホームが地場の不動産仲介事業者の景況感を調査、賃貸仲介の「業況DI(4〜6月期)」として指数化したところ、首都圏のDIは47.5となり、前期(1〜3月期)との比較では2.1ポイント下げたものの、4〜6月期としては調査開始以来の最高値を記録した。
長期的なトレンドとしても上昇基調が続いている。前年同期比でも0.2ポイントとわずかであるが上昇している。
特に埼玉県の指数が50と調査開始以来の最高値を更新した。前期比で1.0ポイントとわずかな上昇であるが、前年同期比では5.1ポイントと大幅に上昇している。埼玉県は、上昇と下落を繰り返しながらも2015年から上昇トレンドが続いている。千葉県も47.2と2期連続で上昇した。
市場の動向等について、さいたま市の地場事業者からは、「高齢者や外国人研修生の問い合わせが増えている」、千葉県印旛郡の事業者は「登録している市町村の空き家バンクからの賃貸契約が増加している」といった声が寄せられている。
一方で、東京2
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