国土交通省は昨年12月、賃貸住宅管理業務に関する調査結果を公表した。賃貸住宅管理業者・家主・入居者それぞれに対してアンケートを行ったもので、家主(賃貸住宅の所有者)から委託を受けて賃貸住宅の管理を行う「受託管理」や、家主から賃貸住宅を借り上げて入居者に転貸する「サブリース」における実態の把握が目的。
管理業務を業者に委託したり、管理の煩雑さもあってサブリース契約を結んだりする家主が多いなか、賃貸住宅管理業者との管理業務の契約状況やトラブルの実態が明らかになった。
●管理業務の煩雑さやトラブル回避のために、受託管理やサブリースを選択する家主が多い
家主に対する調査を見てみると、所有しているサブリース以外の賃貸住宅の管理方法については、「業者に任せず、全て自ら管理している」と答えたのは全体のわずか 2 割程度。
「入居者募集から契約などの管理業務の全て又は一部を業者に委託している」割合が大多数の 8 割程度となっている。
管理業務を委託している理由としては、「契約更新・終了時のトラブルをなくしたいから」、「自分自身の賃貸契約および管理
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