コロナの影響で、人混みを避けるように、東京・都心から人が移動する動きが顕著になってきた。総務省の調査によると、4月まで東京に移り住む「転入」者が、「転出」者を上回ってきたが、5,7月は逆転し、転出者が上回った。
パソナグループが本社機能を東京から淡路島に移すと発表したが、東京から地方へ、人や企業が移動する動きは加速していくのか。脱東京の動きによって、活気づくのはどのエリアなのか? コロナ禍で変わった「住みたい街ランキング」と合わせて紹介する。

東京一極集中の人口の動きが
コロナの影響で、ストップ
総務省では、毎月、住民票の転入届に基づいて、国内での人の動きを「住民基本台帳人口移動報告」で公表している。これによると、5月の東京都への転入者は、2万2525人で、転出者は2万3594人と、転出者が1069人上回った。
東京転出者が、転入者を上回るのは、現在の調査方法が行われるようになり、数値を比較できるようになった2013年7月以降で初めてのことになる。
6月になると、緊急事態宣言中に、東京への進学や就職に伴う引っ越しを控えていた人達が上京したせいか、東京への転入
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