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熱海市が団地リフォームでニトリと提携、若年層増に本気

調査(不動産投資)/都市・マーケット ニュース

2016/05/09 配信

高齢化が進む静岡県熱海市では若年人口増にあの手この手を打ち出しているが、今度は若い世帯を対象に、市が費用を負担し、市営住宅に好みのリフォームをほどした上で入居できる若年層・子育て世帯向け住戸の入居者募集を開始した。

リフォーム自体はニトリと連携。同社のコーディネーターが畳敷きをフローリングに変えるなどのリフォームを提案することになっており、入居者は自分好みの居住空間を実現できる。

予算としては2016年度は、この方式で2戸の募集とリフォームの実施を計画、リフォーム費用として600万円を計上している。1戸あたり300万円のリフォーム費用をかけられる計算で、かなりの大盤振る舞いと言っても良い。

熱海市の市営住宅は築40年以上の団地も多く、建物の老朽化と市全体の高齢化を背景に、たまに募集をかけても若年世帯の応募はほぼない状況が続いているという。当然、入居者の高齢化も進んでおり、団地の維持管理やコミュニティ活動の維持、形成が課題となっている。

そこで、若年層に魅力があると思われる方式の募集を行い、若年層や子育て世帯向けの住戸を整備、流入を促すことを目指している。施策自体は2015年度に試験的にスタート

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