家計調査とは、一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9,000世帯の方々を対象として「家計収支編」「貯蓄・負債編」「家計消費指数」を調査している。さる5月17日に公表された家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成27年平均結果速報- (二人以上の世帯)をピックアップして紹介する。
■住宅・土地のための負債が約9割を占める
二人以上の世帯における2015年平均の1世帯当たり貯蓄現在高(平均値)は、1,805万円で、前年に比べ7万円、0.4%の増加となり、3年連続の増加となった。このうち勤労者世帯では1,309万円で,前年に比べ19万円、1.5%の増加となった。
貯蓄現在高階級別の世帯分布をみると、平均値(1,805万円)を下回る世帯が約3分の2(68.0%)を占め、貯蓄現在高の低い階級に偏った分布となっている。二人以上の世帯における2015年平均の1世帯当たり負債現在高(平均値)は、499万円で前年に比べ10万円、2.0%の減少となった。このうち勤労者世帯では755万円で、前年に比べ1万円、0.1%の減少となった。
債保有世帯の割合は約4割(38.1%)負債保有世帯では、平均値(1310万円)
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