野村不動産アーバンネットの調査によると今は不動産の買い時だと思わない人が増えているそうだ。同社が2015年1月26日に発表した「住宅購入に関する意識調査(第8回)」によると「今、不動産は買い時かと思うか」という問いに対し、「買い時だと思わない」の回答が2014年7月の前回調査から3.6ポイント増加して23.8%だった。
とはいえ「買い時だと思う」と「どちらかと言えば買い時だと思う」を合わせると53.5%、約半数が「買い時」と回答しており、両者を合わせた数字は前回調査から0.1ポイント増と横ばい。全体として購入意欲は冷えてはいないと言えるわけだ。
買い時と思う理由としては「住宅ローンの金利が低水準」が73.4%と最も多く、前回調査から17ポイント増加、「今後、消費税引き上げが予定されている」が41.5%と0.6ポイント増だった。
不動産価格については「上がると思う」が39.6%と前回調査から4.6ポイント減少。「下がると思う」は16.8%と前回調査から5.2ポイント上昇しており、東京五輪後の価格下落が意識されているようだ。
健美家編集部(協力・中川寛子)