2011年の東日本大震災以降、海外不動産の投資に対する関心が高まってきたが、その中でもアメリカの不動産が根強い人気を博している。
その理由の一つは、アメリカは最も大きな経済大国であり、長期的に見て不動産価格が上昇しているという不動産マーケットの安定性である。
■アメリカの人口は2050年に4億人に達すると予測
不動産価格が上昇する背景には、人口の増加がある。2016年のアメリカの人口は約3億3200万人で、これが2050年には4億人を超えると予測されている。一方、日本の人口は現在約1億2700万人で、2050年には1億人を切ると言われている。
人口が増加すると経済規模が拡大し、インフレ傾向となり不動産価格も上昇する。そしてもう一つポイントになるのは、アメリカの人口増加の大半が他国からアメリカへ移住してくる「移民」であるという点だ。
■高所得層のエリート移民でも、数年間は賃貸住宅に住むことが多い
移民というと、アメリカへ仕事を求めて移住する低所得層を想像されるかもしれないが、技術系のエリートやグローバルビジネスで成功した起業家など高所得層も含まれる。
そして、このアメリカへ移住する人たちは、当初の約2
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