日本国内の投資家による、海外不動産への投資が増えている。シービーアールイー(CBRE Japan Research)が発表した調査レポート「日本の投資家によるアウトバウンド不動産投資」(2017年上期)によると、日本の投資家によるアウトバウンド(海外)不動産投資は、既存物件への直接投資だけで約13億ドル。これは、前年同期比で23%増の数字だ。
・地域別では米州、アセットタイプ別ではオフィスの割合が多い
既存物件への直接投資13億ドルの内訳は、地域別にみると、そのほとんどが米州に集中。投資額は12.6億ドルで、前年同期比+73%となっている。また、アセットタイプ別ではこれまで同様、オフィスへの投資が多くを占め、全体の88%。これに商業施設などが続く。
- 不動産開発目的の投資は、アジア太平洋地域に集中
直接投資だけでなく、不動産開発目的の投資も拡大が続いている。今期発表されたプロジェクトは事業費ベース7億ドルで、対前年同期比35%増。2016年以降に発表され、現在も進行中の開発は事業費ベースで19億ドルにものぼる。そのうちの実に95%がアジア太平洋地域に集中し、タイプ別では、複合施設38%、オフィス
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