森記念財団 都市戦略研究所(竹中平蔵所長、東洋大学教授、慶応大学名誉教授)は10月12日、「世界の都市総合ランキング(Global Power City Index、GPCI)」の2017年の結果を発表した。世界主要44都市を対象に総合的に評価するもので、毎年この時期に取りまとめており今回で10回目となる。
都市の力を表す様々な分野を評価したところ、2017年の総合ランキングは6年連続でロンドンが1位となり、2位にニューヨーク、3位に東京がランクインした。昨年パリを抜いて初めて3位に入った東京は順位をキープした。4位はパリ、5位と6位にそれぞれシンガポールとソウルが入った。
昨年の分野別ランキングと比較すると、東京は『文化・交流』が5位から4位にアップし、その理由として海外からの訪問者数や美術館・博物館数といった集客施設の増加を挙げた。
『交通・アクセス』では、11位から6位へと大幅に順位を引き上げており、その背景として、国際線の直行便就航の都市数や通勤・通学の利便性でスコアを上げたことに加え、評価指標を「国際線旅客数」から「国内・国際線旅客数」に変更したことを主な要因とした。
一方で、過去6
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