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年間50億円売り上げる女性も。ライブコマースが変えるモノの売り方

調査/都市・マーケット ニュース

健美家不動産投資ニュース

2018年7月13日、日本で初めてのライブコマースのイベント「Live Commerce Show2018」が開かれた。

イベントの中ではインフルエンサーが売ると定価以上の価格で売れるという話やスマホ利用で簡単に動画が作れ、参入障壁も低いなど興味深い話が相次いだ。写真は最後のパネルディスカッション風景
イベントの中ではインフルエンサーが売ると定価以上の価格で売れるという話やスマホ利用で簡単に動画が作れ、参入障壁も低いなど興味深い話が相次いだ。写真は最後のパネルディスカッション風景

おそらく、これを読んでいる方の多くの反応は「それ、何?」だろうと思う。だが、おそらくこれから数年後(あるいはもっと早く)には日本でもライブコマース市場は大きく成長。今、インスタグラマー、ユーチューバ―などが子どもたちの憧れの職業になっているように、ライバー(ライブコマースで大量にモノが売れるインフルエンサーなどを指す)を目指す人達が出てきているはずだ。

では、ライブコマースとは何か。非常に簡単に誤解を恐れずに言ってしまえば双方向性の、モノを売る動画=ライブである。なんだ、それだけと思われるかもしれないが、ライブコマース先進国の中国ではすでに大きな市場に成長している。

淘宝(taobao)などの人気アプリ内で配信されている番組のうちでは1回の生放送で視聴者が約3100万人、いいね!数が約5500万も集まっており、そこで商品を紹介するインフルエンサーの中には年間に一人で50億円も売り上げる人が出てきているという。

日本では昨年、2017年がライブコマース元年とされ、メルカリを始め、いくつかの企業が参入しているが、一般的な認知度はまだまだ。

それでも、当日、登壇したキャンディが行っているライブショップというサイトでは1時間の番組の中での最大販売数が700個、600万円という記録もある。同サイトの場合、18〜24歳の女性が中心で、購入率は最大で7.3%。

面白いのはライブに参加する人のほうがより買ってくれるという点。双方向でやりとりすることでファンが生まれると解説があったが、これまでのECサイトはより多くの人に伝える、つまり横展開することが良しとされ、その方法で商品を売ってきた。しかし、ライブコマースではより深く関わることで売る。方向性が全く違うわけである。

その点がライブコマースが不動産という商品と相性が良いのではないかと思う点である。化粧品やTシャツのような商品ですら、消費者には質問がある。不動産のような高額で、かつ様々な要素のある商品であればなおさらである。

その質問に答え続けることで実際の不安を解消するだけではなく、やりとりを通じて質問をする人との関係性を深めていくことでモノが売りやすくなる。質問の多い不動産にこそ、このやり方は向くのではなかろうか。

また、すでに不動産業界でも似た動きがある。これまでの不動産はポータルサイトなどに掲載、広く、多くの人に見てもらうことで決めやすくするというやり方が一般的だったが、最近では対象を絞ってより深く関わってくれる人、ファンの中から入居者を選ぶという例が出ているのである。

さらに面白いのはこうしたやりとりがかつての八百屋の店頭でのそれに近いものという見方。メルカリでメルカリチャンネルというライブコマース部門を立ち上げた事業開発部の石川佑氏は「ライブコマースはテクノロジーで昔感覚の売り買いを再発見するもの」と位置づける。人は接客を受けて、この人から買いたいと思うものなのだとも。

そういう事情を考えると、ますます不動産とは親和性が高い。とはいえ、ライブコマースは高いモノ、実際に触れないと分かりにくいモノは苦手という声がある。

だとすると、実際の活用では売買ではなく賃貸、さらに実際の下見は前提としつつ、それ以前でファンになってもらうことを目指す使い方というのが現実的であろうか。

もちろん、それが可能になるためにはこれが不動産広告に当たるか、当たるとしたら法的に可能か、表現としてどこまであり得るのかその他、クリアしなくてはいけない点も多々ある。化粧品やTシャツほど簡単には行かないだろう。にしても、新しい表現は新しい可能性を生むはずだ。

現時点で導入が始まっているVRではまだまだ伝えきれないものをインタラクティブな要素を加えることで大きく変えられるのではないか。

イベントでは2018年はライブコマース発展の年、勝負の年という言葉が出たが、今後、どう展開、普及していくか。注目していきたい。

健美家編集部(協力:中川寛子)

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