訪日客の増加と足並みをそろえるように不動産投資市場にもインバウンドマネーが押し寄せてきた。
シービーアールイーの「投資家意識調査2018」によると、日本を魅力的な投資先として選んだ海外投資家は、アジア系が最も多く、全体の59%を占めている。その理由として彼らは、東京を中心とした大都市に投資適格物件が豊富なことを挙げている。
東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まって多くの台湾マネーが流入し、都内のマンションや商業用店舗などを買い付けたことが話題になった。その過熱感に落ち着きが見られるようになったものの、台湾人の対日不動産投資に対する意欲はなお健在だ。
台湾の仲介最大手、信義グループ。JR新宿駅の南口から徒歩3分ほどのところに日本法人、信義房屋不動産を構えて台湾人の対日投資の窓口となっている。
台湾人の投資タイプは2種類あるという。最初から投資・運用目的で購入するタイプと、子どもの留学を機に実需として購入したあとに投資に切り替えるタイプである。
日本法人の何偉宏社長は、「東京都心エリアのマンションを買い求める傾向に変りはないが、今年
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