森記念財団都市戦略研究所(竹中平蔵所長)は11月19日、都市力を総合的に評価する「世界の都市総合力ランキング2019」を発表した。2008年より実施しており、世界の主要48都市を対象に評価。
それによると、総合力1位は2012年以降8年連続でロンドン(1669.1)となり、2位にニューヨーク(1543.2)、3位に東京(1422.2)がランクインした。東京は4年連続で3位をキープしたものの、伸び悩んでおり、国内テロを受け4位に陥落しているパリ(1387.7)が猛追している。
上位4都市の総合スコアが前年より落ちているが、特に東京の総合スコア1422.2(前年1462.0)の下落幅が大きかった。

ランキング作成に携わった明治大学名誉教授の市川宏雄氏は、「スコアが下落したが、これは新たな都市、新たな指標を評価の基準に加えたためで、都市の魅力が落ちたわけではない」と話した。
とはいえ、東京はオリンピックを控えて「文化・交流分野」で昨年より評価を上げているものの、「GDP成長率」や「優秀な人材確保の容易性」などの評
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