東京消防庁がストーブの使用に注意を呼び掛けている。しかも、もっとも危険なのは実は電気ストーブだという。
一般には灯油を使うため、石油ストーブに危険を感じている人が多く、東京消防庁が都民を対象に行ったアンケート調査では8割が石油ストーブの危険性が高いと答えている。また、賃貸住宅では石油ストーブの使用を不可としている例が少なくない。
だが、実際の火災発生状況でみると平成21年~平成25年の5年間でストーブから出火した住宅火災の7割以上が電気ストーブ(カーボンヒーター、ハロゲンヒーター等を含む)。死者も33人と多数発生している。
これに比べると石油ストーブも少なくはないものの、発生件数は151件、全体の20.2%となっており、圧倒的に少ない。火災を予防しようとするのなら、石油ストーブ不可よりも電気ストーブ不可のほうが現実的、あるいはエアコン設置が賢明なのかもしれない。
ちなみに電気ストーブでの火災を防ぐためのポイントとしては
①電気ストーブの回りにモノを置かない。特に近くで洗濯物を乾かさないようにする
②寝る時、離れる時はスイッチを切る習慣をつける。電気
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