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住居確保給付金、前年比90倍!「物価の安い街ランキング」に注目。1位は十条。足立区、北区、荒川区が上位

調査/都市・マーケット ニュース

2020/10/09 配信

コロナの影響で、住居確保給付金の申請数は、前年同期比で90倍に及ぶ。より家賃の安い賃貸住宅に引っ越す動きが見られる。生活費も不測の事態に備えて、節約傾向に。

そこで目を向けたいのが、「物価の安い街ランキング」だ。トップ10のなんと半数を足立区がしめる。このエリアに詳しい不動産のプロも、健美家コラムで「コロナ禍で、城北エリアはむしろ追い風」と書いている。ランキングには、どんな街がランクインしているのか、見ていこう。

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物価の安い街ランキング第1位の十条。北口改札出てすぐの十条銀座商店街は戦前からの歴史があり、つくねボール19円など激安惣菜店が充実

家賃の支払いに困る人が急増し、
先行き不安から、節約傾向に拍車

NHKが独自に行った調査では、コロナの感染者数が多い上位10の都道府県のうち、人口の多い東京23区や政令指定都市など36の区や市にアンケートを行った。

その結果、今年4〜7月までの住居確保給付金の申請件数は計4万9266件で、前年の同じ時期のおよそ90倍に上っていたことが分かった。住居確保給付金は、経済的に困窮し、住居を失った人や失うおそれがある人に対して、家賃相当額が各自治体から直接家主に給付される。

住居確保給付金を申請していなくても、長引くコロナの影響で、多くの家庭では、出費を抑える傾向にある。より物価の安い街へ、引っ越しを考えるのは自然の流れだろう。

リクルート住まいカンパニーが運営する住宅情報サイトSUUMOは、7月に「物価が安いと感じる街ランキング TOP10」を公表した。今年3月に行った「SUUMO住民に愛されている街ランキング2020」の調査から、 実際に住んでいる街の住民に聞いた街の魅力項目のうち、「物価が安い」と評価された街を改めて集計したものだ。

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「物価が安いと感じる街ランキング TOP10」出典:リクルート住まいカンパニーSUUMO調べ

物価の安い街NO1は東京都北区十条、
2位は荒川区の小台、3位は北区東十条

1位の十条はJR埼京線の停車駅で、赤羽駅の隣に位置する。十条駅から埼京線で池袋駅まで 6 分・新宿駅 までは12 分と都心へのアクセスはいい。3位の東十条駅はJR京浜東北線の停車駅で、快速に乗れば、上野駅まで 11 分、東京駅まで 17 分 。十条も東十条も、都心に近いにもかかわらず、物価が安いのだ。

十条駅前には戦前から残る「十条銀座商店街」が広がる。つくねボール1個19円、コロッケ1個28円など、激安のお惣菜屋さんが充実している。レタス1玉69円、なす1本29円など激安な青果店が複数あるほか、鮮魚店や精肉店もそろい、スーパーに行かずとも商店街で食料品の買い物が完結する。

ほかにも、工場直売の靴屋で靴が1足1500円で売っている店や、靴下99円、スニーカーソックス60円、洋服が300円台で買える激安ショップもある。

十条駅から、3位の東十条駅までは、徒歩8分ほどの近さである。東十条の駅前には、安いランチのお店や、ヘアカット980円の理髪店もある。

2位の小台(おだい)は、荒川区に位置し、都電荒川線の停車駅である。駅から住宅街に抜ける「あっぷるロード」を進むと、小さな商店街「小台銀座」にたどり着く。昔ながらの青果店や鮮魚店、精肉店が並び、下町の風景が残る。

7位にランクインした「荒川遊園地前」も同じく荒川区で、都電荒川線の停車駅だ。荒川遊園地という23区で唯一の公営遊園地がある。なんと入園料は、大人200円、小中学生100円、未就学児は無料という安さである(現在は休園中で2021年の夏頃、リニューアルオープンの予定)。

トップ10の半数は、足立区で、北千住より先、
東武伊勢崎線の5駅がランクイン

そのほかトップ10の中には、梅島(4位)、西新井(6位)、五反野(8位)、竹ノ塚(9位)、青井(10位)と、足立区の街が半数を占め、北千住より先の東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の停車駅がつづいている。

五反野駅と梅島駅の中間に位置する激安スーパー「ABS 卸売スーパー 足立店」では、倉庫のような店内で100円均一ショップより安い68円コーナーがある。アメ横などに卸しを行っているスーパーで、アメ横よりも安い価格で食料品が並ぶ。

竹ノ塚駅は東口を出るとロータリーを囲むように団地が並んでいる。1階部分が「竹の塚駅前名店街」となっており、安い青果店や昼飲みができる居酒屋が並ぶ。青井駅の近くにも昔ながらの商店街が広がっていて、精肉店や鮮魚店、青果店が並ぶ。

リーズナブルに買い物ができる商店街が近くにあることが、「物価の安さ」を住民に感じさせる要因になっているのかもしれない。

東京都以外で唯一のTOP10入りとなった「八街」は、県庁所在地である千葉市の隣に位置している。

東京まで特急利用で片道1時間以内、各駅停車でも1時間20分以内で移動できる。駅前の駐車場は1日最大300円という安さ。さらに、八街市は落花生の生産量全国第1位の街であり、温暖な気候から農業が盛んで地元の新鮮野菜が手ごろな値段で入手可能である。

六本木のスーパーと比較すると、
最大6倍、野菜が安く買える!

同社では、トップ10の街のスーパーで、玉ねぎやしいたけ、キャベツなどの野菜の金額を比較した一覧表を公開している。これを見ると、六本木のスーパーに比べて、これらの街では、野菜が歴然として安いことが分かる。

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「トップ10の街のスーパー食材比較一覧表」 赤字が表中の最安値。出典:リクルート住まいカンパニーSUUMO調べ

最も顕著な差が出たのが、生しいたけである。1パック、六本木では298円だったのに対し、五反田・梅島では50円という安さで売られていた。約6倍もの差がある。食事は毎日のことになり、なかなか日々の食費を削るのは難しい。野菜が安いのは、それだけでありがたい。

コロナの影響が長引けば、物価の安い街に引っ越しを考える人は今後ますます増えていくのではないだろうか。そして、一度、このような物価の安い街に住んだら、なかなかほかの街には住めなくなりそうだ。

健美家編集部(協力:高橋洋子)

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