近畿圏不動産流通機構が近畿圏不動産流通市場の動向(2021年4〜6月期)について発表。近畿圏の中古住宅取引は大幅に増加し、コロナ禍以前の水準を上回る結果となった。

■中古マンション成約件数・価格とも前年比で大幅なプラスに
近畿圏の中古マンション成約件数は、4,539件(前年同期比37.6%増)と4四半期連続で増加した。成約件数は4〜6月期としては1990年の機構発足以来最大となり、コロナ禍で落ち込んだ前年同期の反動だけでなく、一昨年同期をさらに上回る水準となった。
一方、市場の売り出し(新規登録)件数は14,695件(12.3%減)と4四半期連続で減少した。
成約価格は2,450万円(前年同期比12.1%上昇)と4四半期連続で上昇。売り出し(新規登録)価格は2,469万円(1.3%上昇)と18年1〜3月期から14四半期連続で前年同期を上回った。
中古マンション市場では件数・価格ともに強含みの動きが目立ち、相対的に高額な物件も含め活発な取引がみられた。
■中古戸建住宅も成約件数・価格ともにプラス
中古戸建住
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