東日本不動産流通機構(東日本レインズ、田中俊和理事長)によると、首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)は、中古マンションの成約率が1年前に比べて1.4%減の3069件だったが、価格は成約・単価とも上昇しそれぞれ3016万円(同3.5%上昇)と47・77万円(同5.4%上昇)と前年同期を上回った。ともに42カ月続けてのプラスとなった。
ただ一方で在庫の積み上がりも止まらず、在庫数は4万1253件と前年比19.8%増加し13カ月続けて増え、このうち10カ月連続で2桁増となっている。前月比でも1.5%増えるなど在庫が急速に進んでいる。
地域別に見ると、東京区部は成約数が1297件(前年比5.3%増)と3カ月続けて1年前を上回った。多摩は286件(同17.6%減)と2桁落ち込んだ。神奈川県は、横浜・川崎市が511件(9.2%減)で、神奈川県他が前年比横ばいの218件だった。埼玉県も減って350件(同3.3%減少)。千葉県の成約は407件(同3.8%増)で増えた。
エリア別の成約単価は、神奈川県他(同8.5%下落)を除いて1年前から上昇している。区部は6.2%の上昇幅を見せた。
中古戸建ては、成約件数(11
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