英国のEU離脱や中国経済の減速、世界に拡散するテロなど経済環境に悪影響を及ぼす出来事が相次いでいる中、不動産マーケットに対するさまざまな見通しが出されている。
ラサール不動産投資顧問は7月21日、2016年中間期時点の状況を踏まえながら、今後の見通しを示し、景気の後退期に備えた不動産ポートフォリオ構築と価格下落リスクへの備えを警鐘した。投資をする際の借入比率を検討し、英国のEIU離脱による市場の不確実性に焦点を当てたグローバル戦略を訴えている。
ただ、低インフレと低金利を受けて不動産に対する投資需要が高まって価格は高止まるとしている。こうした状況は、東京オリンピックが開催される2020年まで続くとした。
健美家編集部