3年連続でマンションの販売数が減り続けているなか、今年は2013年以来、4年ぶりに増加する……と予測。昨月、21日に公表された不動産経済研究所による「首都圏・近畿圏マンション市場予測 ―2017年の供給予測―」より一部を紹介しよう。
■供給戸数は増えるが2017年も低調な状況が続く!?
2017年、首都圏の新築マンション発売戸数は、16年見込み比6.4%増の3万8,000戸と、4年ぶりの増加となるが、2016年は発売戸数が価格上昇の影響を受けて3年連続で減少している。そのため、2017年もマンション販売は低調な状況が続くと見られている。
東京都内は都心周辺部などでは勢いに陰りもあるが、大型物件や高級物件は人気を維持している。都区部は16年比5.1%増の1万6,500戸、その他では千葉県が14.3%増の4,000戸、埼玉県が12.5%増の4,500戸と郊外が回復の見込みだ。
首都圏マンションの在庫は16年11月末で前年同月比27.9%増の6,324戸と増加するが、6,000戸台で安定的に推移している。着工は16年1〜10月が1.5%増の5万5,247戸で、埼玉県と千葉県が大幅増と郊外が伸ばす。
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