2015年7月〜9月期の投資用不動産の市場動向に関するレポートが健美家より公表された。

これは全国の投資用不動産のマーケット状況を把握するため、定期的に行われているもので、対象はこの期間に健美家に登録された物件とメールで問い合わせのあった物件。調査項目は投資利回り(表面利回り)、物件価格などで四半期別に集計されている。
さて、結果だが、全体として利回りは最低に近い水準が続いているものの、区分マンション、一棟マンションでは価格が多少下落するなど、動きが見られる。高値が続いていることも前回同様だが、今後も価格下落が続くようであれば、多少利回りも改善されるかもしれない。以下、種別ごとに詳細を見ていこう。
■区分マンションの利回り、わずかながらアップした地域も
まず、区分マンションだが、地域によってわずかながらもアップしている地域があるのが、このところ続く下落傾向の中では目に付くところ。全国で見ると価格は1,427万円となっており、前期の1,494万円に比べると67万円の下落となっており、それに伴い、登録物件投資利回りも前期の8.10%から8.21%とごくわずかながら上昇してい
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